2015年1月1日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年12月31日)

円安、ユーロ安期待は強いまま。ただ米債利回りの低位安定でドル買いの動きも弱い。そんな一日でした。

※チャートはドル円です。


 12月31日のロンドン市場はドルが上値の重い動き。ドル円は119円台後半から119円台前半に下落。ユーロドルは1.21ドル台半ば近辺でのもみ合いとなったが、ポンドドルは1.55ドル台後半から1.56ドルちょうど近辺に上昇した。この日は日本に続きドイツも金融市場が休場。ユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表もなく材料難となったが、原油価格がじり安の動きとなり、米債利回りは低下基調で推移。ドルの上値を重くした。

 NY市場はドルが反発した。NY市場に入り米債利回りが下げ止まると、ドル円は119円台半ば近辺に反発する一方で、ユーロドルは1.21ドル台前半に下落。ただ、その後発表された米新規失業保険申請件数が29.8万件と市場予想を上回り、12月のシカゴ購買部協会景気指数が58.3と市場予想を下回ると、ドル買いの動きは一服した。取引中盤に発表された11月の米中古住宅販売成約指数は前年比+1.7%と市場予想を下回ったが、前月比では+0.8%と市場予想を上振れ。ドル円は120円ちょうど近辺に上昇する一方、ユーロドルは1.21ドルちょうど近辺に下落した。取引終盤にイタリアのナポリターノ大統領が高齢を理由に辞任を表明。ただ市場の反応は限定的だった。

 この日発表された米経済指標は総じて市場予想を下振れたが、NY市場後半は円安、ユーロ安が進展。米国と日欧との間の金融政策ならびに景気の方向性の違いが引き続き市場のテーマとなっている様子。ただ米債利回りは低位安定。ドルの上値は重いままだ。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年12月31日)

ロシア・ルーブルは日替わり相場。一方、経済指標はロシアのファンダメンタルズの悪化を示し始めてきました。ロシア当局によるRUB安防衛姿勢だけがルーブルの下値を支える感じです。

※チャートはロシア・ルーブルの対ドルレート(USD/RUB)。上昇がルーブル安を意味します。


 新興国通貨は対ドルでマチマチ。アジア通貨や一部中南米通貨が上昇する一方、東欧通貨はユーロと連れ安となる形で下落。この日のRUBは大きく下落した。

 この日の韓国金融市場は休場。12月の韓国CPIは前年比+0.8%と市場予想を下振れ。韓国のディスインフレ傾向の継続が示された。

 MYRは対ドルで変わらず。11月のマレーシアM3は前年比7.1%増と2013年12月以来の高い伸び。マレーシアの金融信用は拡大気味。

 ZARは対ドルで変わらず。11月の南アフリカM3は前年比8.31%増と市場予想を上回る伸び。同時に発表された同月同国民間分門信用も同9.13%増と市場予想を上回った。

 TRYは対ドルで0.4%の下落。11月のトルコ貿易収支は83.2億ドルの赤字と赤字額が市場予想を大幅に上回り、2013年12月以来の高水準を記録。輸出が前年比7.5%減と大きく落ち込んだことで貿易赤字が拡大した。

 PLNは対ドルで0.6%の下落。12月のポーランドインフレ予想は前年比+0.2%と市場予想や前月と変わらなかった。

 RUBは対ドルで7.2%の下落。12月のロシアCPIは前年比+11.4%と市場予想を上回り、2009年8月以来の高い伸び。12月26日時点の同国外貨準備は3885億ドルと4週連続で減少し、2009年4月以来の低水準。RUB安の影響が物価に現れるなどロシアのファンダメンタルズの悪化が指標で示されてきた。

2014年12月31日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年12月30日)

ドルはポジション調整のためか上値の重いまま。ただ米国と日欧のダイバージェンス(方向性の違い)に変わりはなく、ドルの下値は堅いとみています。

※チャートはドル円です。

 12月30日のロンドン市場は取引序盤にドルが急落。ドル円は120円台前半から119円台前半に下落し、ユーロドルは1.21ドル台前半から1.21ドル台後半に上昇した。米債利回りは小動きだったが、欧州株は下げてスタート。年末で流動性が乏しいなか、ドル買いポジションの調整がドル売りの動きを早めた。ただ、取引中盤にはドル売りの動きは一服。後半には、ドルを買い戻す動きもみられ、ドル円は119円台後半に反発。一方、ユーロドルは1.21ドル台半ば近辺に下落した。

 NY市場はドルの上値が抑えられる展開となった。取引前半はドルが伸び悩み、ドル円は119円台半ば、ユーロドルは1.21ドル台半ばでそれぞれ推移。ただ米国株は下げて始まり、米債利回りも低下基調で推移。取引中盤にドル円は119円ちょうど近辺まで下落する一方、ユーロドルは1.21ドル台後半に反発した。12月の米消費者信頼感は92.6と市場予想を下回ったが、市場の反応は限定的。取引終盤にかけて米国株は下げ幅を広げたが、米債利回りは一転して上昇。ドル円は119円台半ば近辺に上昇する一方、ユーロドルは1.21ドル台半ば近辺に下落した。

 ギリシャ政局不安を受けて欧米株は下落。一方、米債利回りは下げ渋りの動きとなった。市場のリスク回避姿勢が強まっているというよりも、ポジション調整が続いている印象。米国と日欧との間の金融政策ならびに景気の方向性の違いが市場のテーマであることに変わりはなく、ドル売りの動きが続くとは考えにくい。本日東京市場は日本が休場ということもあって軽い値動きとなる可能性は否定できないが、ドル円は底堅く、ユーロドルは上値の重い展開が予想される。アジア通貨は対ドルで軟調な推移となる見込み。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年12月30日)

 新興国通貨はTRYが対ドルで下落したが、他は底堅い動き。この日のRUBは大きく反発した。

 KRWは対ドルで小幅下落。11月の韓国経常収支は114.1億ドルの黒字と1980年の統計開始以来最大の黒字額を更新。ただ、同月同国の鉱工業生産は前年比-3.4%と市場予想を上回る落ち込みとなった。

 THBは対ドルで0.3%の上昇。11月のタイ経常収支は16.6億ドルの黒字と黒字額が市場予想を下振れた。

 CLPは対ドルで0.2%の上昇。11月のチリ製造業指数は前年比-1.1%と3カ月ぶりの前年割れ。同月同国の小売売上高は同0.4%増と市場予想に反し前年割れを回避したが弱い伸びだった。

 COPは対ドルで0.3%の上昇。11月のコロンビア失業率は7.7%と4カ月連続で改善し、2001年の統計開始以来最低を更新した。

 ZARは対ドルで0.5%の上昇。11月の南ア貿易収支は57億ランドの赤字と赤字額が市場予想を上振れ。ただ前月からは赤字額が縮小した。

 TRYは対ドルで0.4%の下落。12月のトルコ消費者信頼感は67.7と3カ月連続で低下し、2010年1月以来の低水準を記録。トルコ最高裁判所はトルコ政府汚職事件を担当していた検事4名を停職処分にすると発表した。

 RUBは対ドルで5.6%の上昇。12月のロシア総合PMIは47.2と5カ月連続で低下し、7カ月ぶりの低水準に悪化。ロシアのシルアノフ財務相はロシア当局によるドル売りの動きは来年はドル買いに転ずるだろうと発言。足元でのRUB下落は原油価格の下落によるもので市場が混乱しているわけではないと指摘した。

英国のキャメロン首相がイングランド南部のクロスカントリーに参加し、コースを完走したそうです。SPの人も大変だったでしょうね。

2014年12月30日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年12月29日)

ギリシャ政局不安を受けて米国債利回りは低下しましたがドルは上昇。日欧ともに景気がしっかりしていないだけに米国への期待が強くなるのでしょう。

※チャートはドル円です。

 12月29日のロンドン市場は円がじり安。ドル円は120円台前半から120円台半ばに上昇した。取引中盤には日経平均先物がマイナス圏に下落し、米債利回りも下落基調で推移したが、ドル円は下値の堅い動き。日米金融政策や両国景気の方向性の違いが円売りをサポートした。

 ユーロドルは取引中盤の米債利回りの低下を受けて1.21ドル台後半から1.22ドル台前半に上昇したが、後半は1.22ドルちょうど近辺に下押しされるなど上値の重い展開。ギリシャ議会は同国大統領を決める3回目の投票を実施したが、政府・与党が擁立したディマス元欧州委員の就任に賛成したのは168にとどまり、必要な賛成票180に未達。規定により同国議会は解散・総選挙を向かえる。同国サマラス首相は1月25日の総選挙実施を求めると語った。欧州株はギリシャ政局不安を受けて下落。一方、欧州債利回りは低下し、ユーロを下押しした。

 NY市場はドルが上昇。ドル円は120円台半ばから120円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.22ドルちょうど近辺から1.21ドル台半ば近辺に下落した。米国株はマイナスで始まったが、その後は持ち直し、プラス圏に浮上。12月のダラス連銀製造業活動指数は4.1と市場予想を下回り、米債利回りは低下したが、ドルは底堅い動きを続けた。

 ギリシャ政局不安を受けて米債利回りは低下したが、市場は米国と日欧の金融政策ならびに景気の方向性の違いに注目している様子。ドルは底堅い動きを続けた。本日東京市場でもドル買いムードが続くと予想され、ドル円は上昇基調で推移する一方、ユーロドルは上値の重い展開となりそうだ。アジア通貨は対ドルで軟調な推移となる見込み。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年12月29日)

案の定、ロシア・ルーブル(RUB)は再び売り優勢の動き。ロシア景気の悪化や格下げ懸念が続く限り、ルーブル買いの動きが続くことはないと思われます。

※チャートは今年11月以降のロシア・ルーブルの対ドルレート。上に行けばいくほどルーブル安を意味します。

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。PLN、HUFが買い戻される一方、中南米通貨は下落。この日のRUBは大きく下落した。

 BRLは対ドルで1.4%の下落。ブラジル中銀の週次サーベイでは来年末のUSD/BRL見通しが2.80に上方修正。11月のブラジル基礎的財政収支は81億リアルの赤字と市場予想を大幅に上回る悪化。ブラジル財政の先行き不安からBRLは下落基調で推移した。

 CLPは対ドルで0.2%の上昇。チリ中銀は会合議事録(12月11日開催分)を公表。メンバーは今後の政策金利はCLPの値動き次第と指摘。またインフレの継続リスクにも注意を払うべきとの指摘もあった。

 ILSは対ドルで0.3%の上昇。イスラエル中銀は市場予想通り政策金利を0.25%で据え置き。同中銀は成長率見通しを今年が2.3%から2.5%へ、来年が3.0%から3.2%にそれぞれ上方修正。同中銀調査局は政策金利が来年いっぱい0.25%で据え置かれ、利上げは2016年に始まるとの見方を示した。

 RUBは対ドルで8.5%の下落。USD/RUBは一時59手前まで上昇した。12月のロシアHSBC製造業PMIは48.9と市場予想を大きく下回り、7カ月ぶりの低水準。S&Pはモスクワ市債を「ネガティブ・ウォッチ」に指定。同債格付けが投機的水準に低下する可能性があるとした。

クリスマス当日の25日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアの地下鉄車内で乗客の女性が突然産気づき、駆け付けた男性の鉄道警察官2人が手伝って無事に出産したそうです。今さらですがメリークリスマス。