2015年3月1日日曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月27日)

 2月27日のロンドン市場はユーロが底堅く推移。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺から1.12ドル台前半に上昇した。ドイツ下院はギリシャ支援プログラムを4カ月延長することを可決。ドイツ各州CPIが前月比プラスを記録したことも好感され、ユーロは買い優勢の動きとなった。

 ドル円は119円台前半でじり高の動き。欧州株は小幅下落したが、日経平均先物は小幅プラス圏での推移。米債利回りが上昇したことでドル円はドル買い優勢の展開となった。GPIFは昨年第4四半期決算を発表。国内債券比率は5.26%低下する一方、海外株比率は2.66%、海外債権比率は1.30%それぞれ上昇した。


 NY市場は取引中盤にドルが上昇した。取引前半のドル円は119円台前半、ユーロドルは1.12ドル台前半でともに方向感に欠ける動き。NY市場に入り米債利回りは低下に転じたものの、昨年第4四半期の米GDP(改定値)は前期比年率2.2%増と市場予想を上回る伸び。ドルは下値の堅い動きとなった。なお取引前半に発表された2月のドイツCPIは前年比+0.1%と市場予想に反し前年割れを回避した。

 取引中盤に発表された2月のシカゴ購買部協会景気指数は45.8と市場予想を大きく下回り、2009年7月以来の低水準に急低下。その後発表された1月の米中古住宅販売仮契約も前年比6.5%増と市場予想を下回り、前月分も下方修正された。一方、2月のミシガン大消費者信頼感(確定値)は95.4と速報値から上方修正。取引中盤に入り1.12ドル割れに下げたユーロドルは1.12ドル台前半に持ち直したが、上値追いの動きは見られず。一方、ドル円は119円台前半でのもみ合いとなった。

 その後、NY連銀のダドリー総裁は講演でFFレートのゼロ近辺からの引き上げを前倒しした場合の方が、遅らせた場合よりリスクは高いと考えると発言。早期の利上げ開始に慎重な見方を示したが、同総裁の発言を受けてドルは買い先行の動き。ドル円は119円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺に下落。取引後半は、ドル円、ユーロドルともに同水準での動意に欠ける動きを続けた。

 来週末は2月の米雇用統計が発表される。市場予想では失業率は5.6%に低下するものの非農業部門雇用者数は23.5万人増と前月からプラス幅が縮小する見込み。仮に市場予想をを下回るようだと、米利上げ先送り観測も強まるだろう。なお日本時間4日午前にはFRBイエレン議長のスピーチも予定されているが、市場に材料を提供することはないと思われる。

 ユーロ圏では2日に2月のCPI、4日に1月の小売売上高が発表され、5日にECBは定例理事会を開催する。ECBによる国債買い入れ開始やECBドラギ総裁の会見内容が材料視される見込み。ギリシャ関連報道もユーロの値動きを大きくすると思われる。

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