2015年3月17日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月16日)

 3月16日のロンドン市場はユーロが底堅い動き。ユーロドルは取引序盤に1.05ドル台前半から1.05ドルちょうど近辺に下落したが、その後は1.05ドル台前半に持ち直した。欧州株はギリシャ株を除き全面高。欧州債利回りもこの日は上昇し、ユーロをサポートした。ギリシャ政府は今月3回目となるIMF資金の返済を実施したが、欧州委員会はギリシャの状況は深刻で、ギリシャは迅速に改革の約束を実行すべきとのコメントを発表した。

 一方、ドル円は上値の重い動き。ドル円は取引前半こそ121円台前半で上昇基調で推移したが、後半には伸び悩み。引けにかけては同水準で小幅下落した。欧州株、日経平均先物はともに堅調な推移となったが、米債利回りは上値が抑えられる動き。ドル円の上値を重くした。

 NY市場はユーロが小幅上昇。ユーロドルは取引前半に1.05ドル台前半から1.06ドルちょうど近辺に上昇した。3月のNY連銀製造業景況指数は6.90、2月の米鉱工業生産は前月比+0.1%とともに市場予想を下振れ。両指標を受けて米債利回りが低下し、ユーロドルはドル売り優勢の動きとなった。中盤のユーロドルは1.05ドル台後半に下落した後に1.06ドル台前半に反発。しかし後半はユーロドルの上値が重くなり、1.05ドル台後半に下落した。

 ドル円は取引前半に米経済指標の弱い結果を受けて121円台前半で小幅下落。しかし取引中盤には121円台前半で米指標発表前の水準に反発。後半は米国株の上昇と米債利回りの反転をサポートに121円台半ば近辺とこの日の高値圏まで反発したが、引けにかけては121円台前半での推移となった。

 NY連銀製造業景況指数などを受けて米債利回りは低下したが、結局持ち直し。欧米株が上昇するなど市場のリスク選好姿勢も強まっているように思える。ただ本日東京市場は日銀金融政策決定会合の結果発表までドル円、ユーロドルともに様子見姿勢が強まる見込み。アジア通貨は市場のリスク選好姿勢の強まりを背景に対ドルで底堅い動きが期待される。

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