2015年3月18日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月17日)

 3月17日のロンドン市場はドルが軟調な動き。ドル円は取引前半に121円台前半から121円台半ば近辺に上昇したが、その後は下落基調で推移。引けにかけては121円台前半とロンドン市場当初の水準に値を戻した。欧州株や日経平均先物は下落基調で推移。取引前半に上昇した米債利回りも中盤以降は低下基調で推移し、ドル円を下押しした。

 一方、ユーロドルは1.05ドル台後半から取引後半には1.06ドル台前半に上昇。ただ引けにかけては1.06ドルちょうど近辺に小幅反落した。3月のドイツZEW景況感調査は54.8と市場予想を大きく下回ったが、昨年2月以来の高水準を記録。ユーロ買戻しを促した。2月のユーロ圏CPI(確定値)は前年比-0.3%と速報値から変わらなかった。



 ポンドは下落。ポンドドルは1.48ドル台前半から1.47ドル台後半に下落した。NY原油先物価格は42ドル台後半と2009年3月以来の安値に下落。北海ブレント原油先物価格も50ドル台後半と2月2日以来の安値に下落しポンドを下押しした。

 NY市場はドルが持ち直した。2月の米住宅着工件数は89.7万戸と市場予想を大きく下回り、昨年1月以来の低水準に減少。悪天候に直面した北東部や中西部で大幅な減少となった。指標発表後、ドル売りの動きがやや強まり、ドル円は121円台前半でドル売り優勢の動き。ただ、住宅着工と同時に発表された2月の住宅建設許可件数が109.2万戸と市場予想を上回ったこともあって、米債利回りは上昇。ドル円は上昇基調で推移し、取引後半には121円台前半とNY市場での高値を更新した。終盤に入り米債利回りが伸び悩むと、ドル円も上昇が止まるが、121円台前半で下値の堅い動きを続けた。

 ユーロドルは米住宅着工件数発表後に1.06ドル半ば近辺に上昇したが、その後は一転して軟調な動き。取引中盤には1.06ドルちょうど近辺に下落。取引後半は同水準で動意に欠ける動きを続けた。ユーログループのダイセルブルーム議長は一部メディアとのインタビューでギリシャの手元資金は枯渇しつつあり、一段の支援を受けるには経済改革に取り組む必要があると発言。また同議長はキプロスを例にとりギリシャの市中銀行が一時営業停止となり、資本規制が実施される状況まで追い込まれないようにすることがギリシャの仕事とも語った。

 カナダドルは方向感に欠ける動き。ドルカナダは1.27台後半での推移となった。1月のカナダ製造業売上高は前月比1.7%減と市場予想を小幅上回る落ち込み。ただ原油先物価格が持ち直すとカナダドルもやや買い戻された。

 米債利回りは方向感に欠ける動きを続けるなど、日本時間の明日未明に発表されるFOMC声明を前に様子見姿勢が強まっている様子。本日東京市場でのドル円、ユーロドルは方向感に欠ける動きとなりそうだ。アジア通貨も対ドルで様子見姿勢が強まると思われる。

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