2015年3月21日土曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月20日)

 新興国通貨はアジア通貨が対ドルで下落したものの、他は上昇。。原油先物価格の上昇や米債利回りの低下が新興国通貨の買いを促した。

 MYRは対ドルで0.7%の下落。2月のマレーシアCPIは前年比+0.1%と市場予想を下回り、2009年12月以降で最も低い伸びに鈍化。原油安によるインフレ圧力の鈍化を示した。

 TWDは対ドルで小幅下落。2月の台湾輸出受注は前年比2.7%減と市場予想に反し前年割れ。日本向けが4カ月連続で二桁の前年割れとなったほか、中国向けも8.2%減と2年ぶりの落ち込み。台湾景気の先行き懸念を強めた。

 BRLは対ドルで1.8%の上昇。3月のブラジルIPCA-15は前年比+7.90%とほぼ市場予想通りだが2005年5月以来の高い伸び。ブラジル政府は反汚職政策集を発表。反政府デモの動きに対応する姿勢を示した。

 MXNは対ドルで1.6%の上昇。1月のメキシコ小売売上高は前年比4.7%増と市場予想を上回る伸び。メキシコ中銀のカルステンス総裁は現地メディアとのインタビューでMXNは良好なファンダメンタルズで下支えされているものの、足元では過小評価されていると発言。ただ、外貨準備を使った介入は為替市場の安定化の目的のためだけに使われなければならないとの認識も示した。

 CLPは対ドルで1.1%の上昇。チリ中銀は市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明でインフレが今後も数カ月は容認レンジの上限を上回るとの見方を提示。チリ金融市場は金融緩和の影響を反映した動きとなっているとも指摘し、追加利下げの可能性を暗に否定した。

 COPは対ドルで2.2%の上昇。コロンビア中銀は市場予想通り政策金利を4.50%で据え置き。同中銀のウリベ総裁は金利据え置き決定が全会一致であることを公表。インフレ期待は比較的安定しており、年後半にはインフレが目標レンジに収まるとの認識を示した。ただCOP安の物価に対する影響は今後みられる可能性があるとも指摘。年前半の成長率は減速するものの、年後半には加速するとの見方も示した。2月のコロンビア小売業信頼感は21.4と前月から小幅低下する一方、同月同国の鉱工業信頼感は7.3と6カ月ぶりの高水準に回復した。

よい週末をお過ごしください。

0 件のコメント:

コメントを投稿