2015年3月25日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月24日)

 3月24日のロンドン市場はドルが下落基調で推移。ドル円は取引序盤に119円台半ば近辺から119円台後半に小幅反発したが、その後は下落基調が続き、引けにかけては119円台前半での推移した。欧州株、日経平均先物はともに底堅い動き。ただ米債利回りがじり安の動きとなり、ドル円を下押しした。

 ユーロドルは1.09ドル台前半から取引中盤には1.10ドルちょうど近辺に上昇。3月のドイツ製造業PMIは52.4と市場予想や前月を上回り、昨年7月以来の高水準に上昇。同月のユーロ圏製造業PMIも51.9と市場予想や前月を上回り、昨年5月以来の高水準。ユーロ買いの動きを後押しした。ただユーロドルは取引後半に1.09ドル台半ば近辺に下落。終盤には再び1.10ドルちょうど近辺に上昇したが上値は抑えられた。

 ポンドは上値の重い動き。ポンドドルは取引前半に1.49ドル台前半から1.49ドル台後半に上昇。しかし2月の英CPIは前年比変わらずと市場予想を下回り、1990年の統計開始以来初の前年比ゼロを記録。同時に発表された1月の英住宅価格も同+8..4%と史上予想や前月を下回る伸び。両指標の結果を受けてポンドドルは1.49ドルちょうど近辺に下落。取引後半には1.49ドル台前半に反発する場面も見られたが、引けにかけては1.49ドルちょうど近辺での推移となった。

 NY市場はドルが反発した。2月の米CPIは前年比+0.0%と市場予想に反し前年割れを回避。コアCPIは同+1.7%と市場予想通り前月から小幅加速した。CPI発表後、ドル円は119円台後半に急反発したが、米債利回りが低下したことですぐに119円台前半に下落。しかし米債利回りが持ち直すと、ドル円は119円台後半に上昇。その後発表された2月の米新築住宅販売件数が53.9万戸と市場予想を大きく上回り、前月分も上方修正されると、ドル円は取引中盤には120円ちょうど近辺と、この日の高値を更新した。ただ、後半に入り、米国株が下落すると米債利回りも低下基調で推移。ドル円は119円台後半での推移となった。

 ユーロドルは米CPIを受けて1.09ドル台前半に急落した後に1.10ドル台前半と、この日の高値を更新。しかしその後はドル買い優勢の動きを受けて取引中盤には1.09ドルちょうど近辺に下落。後半に入ると1.09ドル台前半に反発したが、その後は同水準でのもみ合いが続いた。

 ドル高が進むと、米国株が下落し、米債利回りが低下し、ドルの上値が重くなるという図式が続いている。6月の米利上げ開始観測も大きく後退しており、ドル買いの動きは強まりにくい。本日東京市場でのドル円は120円ちょうどを前に上値の重い動きとなりそうだ。一方、ユーロは買い戻し基調も一服。ギリシャ支援情勢に対し神経質な動きが予想される。アジア通貨は米債利回りの低下を背景に対ドルで底堅く推移すると思われる。

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