2015年3月27日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月26日)

 新興国通貨はBRLなど一部を除き対ドルで下落。原油先物価格50ドル超に上昇したものの、米債利回りが大きく上昇したことから新興国通貨は売りが先行した。

 THBは対ドルで小幅下落。2月のタイ貿易収支(通関ベース)は3.9億ドルの黒字と黒字額が市場予想を大きく下振れ。輸出が前年比6.14%減と市場予想を上回る落ち込みとなる一方、輸入は同1.47%増と市場予想に反し5カ月ぶりの前年超えとなり貿易黒字を縮小させた。

 SGDは対ドルで変わらず。2月のシンガポール鉱工業生産は前年比-3.6%と市場予想を上回る落ち込み。ただ前月比では4.1%増と前月から落ち込みをほぼ取り戻した。

 PHPは対ドルで小幅上昇。フィリピン中銀は市場予想通り政策金利を4.00%、SDRを2.50%でそれぞれ据え置き。同中銀は今年と来年のインフレ率が適切なレンジ内に収まると予想。引き続き力強い成長が続くとの見方を示し、今年のインフレ見通しを従来の2.3%から2.2%に小幅下方修正。来年のインフレ見通しは2.5%で据え置いた。

 TWDは対ドルでほぼ変わらず。台湾中銀は市場予想通り政策金利を1.875%で据え置き。同中銀の彭淮南総裁は今後の金融政策は経済指標の動向次第としながらも今年に入ってから同国金融政策は緩和的な状態が続いていると指摘。同中銀は声明で足元の債券高はバブルの可能性があると指摘し、デフレを心配する必要もないと説明。今後の利下げを否定する姿勢を示した。

 BRLは対ドルで0.3%の上昇。3月23日までの週のブラジルFIPE・CPIは前月比+0.78%と市場予想を下回り、今年1月第1週以来の低い伸び。ブラジル中銀は四半期インフレ報告を公表。インフレは高い水準にあるとし、標準シナリオでのインフレ見通しは今年が7.9%、来年が4.9%とし、今年の成長率見通しを0.5%減とした。2月のブラジル失業率は5.9%と市場予想を上回り、2013年6月以来の高水準を記録した。

 MXNは対ドルで1.0%の下落。メキシコ中銀は市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明で景気は弱さを示しており、インフレは今年末には3%を下回るだろうと指摘。MXN安によるインフレへの影響は今のところ見られず、中長期のインフレ期待はアンカーされているとの見方も示し、景気とインフレのバランスは景気が悪化するリスクがあるなど、今後の利下げ観測を強める内容となった。

 HUFは対ドルで1.1%の下落。昨年第4四半期のハンガリー経常収支は8.92億ユーロの黒字と市場予想を下振れ。サービス貿易黒字が前期から縮小したのが響いた。

 ZARは対ドルで1.1%の下落。2月の南アフリカPPIは前年比+2.6%と市場予想を上回る鈍化。南ア中銀は市場予想通り政策金利を5.75%で据え置き。同中銀のクガニャゴ総裁はインフレは上方リスクがあると指摘。一方、景気は電力不足によって抑制されるとの見方を示した。また今回の決定は全会一致によるものであり、今後もインフレ目標を守るために行動することを辞さないと発言。今後、金利据え置きを続ける余地はないとしたものの、米利上げを理由に利上げを実施する意向はないと明言した。

 ILSは対ドルで0.6%の下落。2月のイスラエル失業率は5.3%と前月から低下し、2012年1月の統計開始以来最低を更新した。

 CZKは対ドルで1.2%の下落。チェコ中銀は市場予想通り金融政策の現状維持を決定。同中銀は声明でデフレリスクが高まった場合にはCZKの対ユーロ上限水準を引き下げる用意があるとし、2016年後半までCZKの対ユーロ上限策を撤廃する意向はないと表明した。

 フロリダ州から3頭の象を乗せてダラス近郊のサーカスに向かうトラックが路肩にはまり横転しかけたところ、同乗していた象2頭がトラックの横を支えて急場をしのいだそうです。残り1頭の象が何をしていたのかが気になります。

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