2015年3月31日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月30日)

 3月30日のロンドン市場はドル買いの動きとなった。ドル円は取引前半に119円台前半から119円台後半に上昇。中盤以降は同水準で底堅く推移した。米債利回りは上値の重い動きとなったが欧州株、日経平均先物はともに堅調に推移。ドル円をサポートした。

 ユーロドルは取引序盤に1.08ドル台後半から1.08ドル台前半に急落したが、中盤には1.08ドル台後半に持ち直し。しかし後半に入ると上値の重い動きとなり、引けにかけては再び1.08ドル台前半での推移となった。ドイツ・ザクセン州CPIは前年比+0.5%と前月から加速したが、前月比は+0.5%と前月から鈍化。他各州のCPIも同様の動きとなり、ドイツのインフレ圧力の弱さが示された。一方、3月のユーロ圏景況感は103.9と市場予想を上回り、2011年7月以来高水準。欧州株の上昇もあってユーロはドル円に比べ対ドルで下げ渋る動きとなった。

 ポンドは軟調な推移。ポンドドルは取引前半こそ1.48ドルちょうど近辺から1.48ドル台後半に上昇したが、中盤には同水準で伸び悩み。後半は下落基調での推移となり、引けは1.47ドル台後半での推移となった。2月の英住宅ローン承認件数は6万1760件と市場予想や前月を小幅上回ったがポンド買いの動きにはつながらなかった。

 NY市場はドルが上昇基調で推移した。2月の米個人支出は前月比0.1%増と市場予想を下回る弱い伸び。ただ一方で、同月同国のPCEコアデフレータは前年比+1.4%と市場予想を小幅上回る伸びとなった。米インフレ傾向が続いているとの見方からドル円は120円ちょうど近辺に小幅上昇。一方、ユーロドルは3月のドイツCPIが前月比+0.5%と市場予想を小幅上回ったこともあって1.08ドル台前半で下げ渋る動きとなった。その後発表された2月の米中古住宅販売成約指数は前年比+12.0%と市場予想を大きく上回る伸び。3月のダラス連銀製造業活動指数は-17.4と2013年4月以来の大幅な落ち込みを記録したが、ドル円はじり高の動きを続け、取引終盤には120円台前半に上昇。一方、ユーロドルは1.08ドル台前半で上値の抑えられる動きとなった。

 米PCEコアデフレータが市場予想を小幅上回ったことでドル買いの動きが再燃。欧米株が上昇したこともドル円を下支えした。ただ米債利回りは方向感に欠ける動き。6月の米利上げ開始観測が強まったわけでもなく、本日東京市場でのドル円は伸び悩みの展開が予想される。一方、ユーロはドイツ政府がギリシャ政府に対し詳細な改革リストの提示を求めるなど、ギリシャ情勢の先行き不透明感から上値が抑えられる見込み。アジア通貨は欧米株の上昇を好感し対ドルで底堅い動きが期待される。

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