2015年3月5日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月4日)

 3月4日のロンドン市場はユーロが下落。ユーロドルは1.11ドル台後半から1.11ドル台前半に下落した。欧州債利回りはユーロ圏周縁国債を中心に下落。この日発表された2月のユーロ圏非製造業PMIは市場予想に反し速報値から下方修正。1月のユーロ圏小売売上高は前年比3.7%増と市場予想を上回ったが、ユーロは売り優勢の展開が続いた。

 ドル円は119円台後半から119円台半ば近辺に下げた後に119円台後半に反発する下値の堅い動き。取引前半に米債利回りが下げたことでドル円はドル売り優勢となったが、その後、米債利回りが下げ渋ったことでドル円も小幅反発となった。


 ポンドはやや軟調な動き。ポンドドルは1.53ドル台後半から1.53ドル台前半に小幅下落した。2月の英非製造業PMIは56.7と市場予想に反し前月から低下。ポンドの重石となった。

 NY市場は取引中盤にドル買いの動きが強まった。2月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が21.2万人増と市場予想をやや下振れ。ただ前月分は25.0万人増に上方修正された。同指標発表後にドル円は119円台半ば近辺に小幅下落する一方、ユーロドルは1.11ドル台前半で大きな反応を示さず。ただ、2月の米ISM非製造業景気指数が56.9と市場予想や前月を小幅上振れると、米債利回りは小反発。ドル円は119円台後半に反発する一方、ユーロドルは1.10ドル台後半に下落した。その後はドル円、ユーロドルともに動意薄。取引終盤に発表された米ベージュブックは、総括判断で米経済活動が部分の地域と分野で引き続き拡大したと指摘。個人消費は大部分の地区で増加し、全体として短期売上見通しは楽観的。労働市場は全地区にわたって安定、または拡大した。ベージュブックで米国経済の堅調ぶりが改めて示されたが市場の反応は限定的だった。

 カナダドルはカナダ中銀が金利据え置きを決めたことで上昇。ドルカナダは1.25台前半から1.24台前半に下落した。カナダ中銀は市場予想通り政策金利を0.75%で据え置き。同中銀は声明でインフレリスクは現時点で一段と均衡していると指摘。昨年第4四半期の成長率はほぼ見通し通りと説明するなど、中立的な内容。追加利下げ観測が後退し、カナダドルは買い戻しの動きが強まった。

 米ADP雇用統計は市場予想を小幅下回ったが米雇用環境の拡大基調は維持。米債利回りも底堅くドルの下値をサポートした。本日東京市場でもドル円は底堅い動きが続くと予想される。一方、ユーロは本日のECB理事会を前に動意に欠ける展開が見込まれ、アジア通貨も対ドルで方向感に欠ける動きとなりそうだ。

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