2015年4月12日日曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年4月10日)

 新興国通貨は対ドルで続落。原油先物価格は下値が堅い動きとなったが、米債利回りが底堅く推移したことで新興国通貨は売り優勢となった。

 INRは対ドルで小幅下落。2月のインド鉱工業生産は前年比+5.0%と市場予想を上回り、3カ月ぶりの高い伸び。消費財生産が同+1.7%と小幅ながら前年越えとなるなど、持ち直し基調が強まった。

 BRLは対ドルで0.6%の下落。4月のブラジルIGP-M(一次速報)は前月比+1.03%と2カ月連続で加速し、昨年3月以来の高い伸び。BRL安の影響で生産財物価の伸びが加速した。

 MXNは対ドルで0.9%の下落。2月のメキシコ鉱工業生産は前年比+1.6%と前月から小幅加速。一方、3月のメキシコ名目賃金は前年比4.4%増と伸び悩みが続いた。

 PENは対ドルで小幅下落。ペルー中銀は市場予想通り政策金利を3.25%で据え置き。同中銀は声明で金利据え置きはPEN相場のボラティリティの上昇を反映したものと指摘。PEN安抑制姿勢を示した。2月のペルー貿易収支は2.8億ドルの赤字と赤字額が市場予想を下回ったが2カ月連続の赤字。輸出は前年比25.2%減と減少基調が続いた。

 CZKは対ドルで0.3%の下落。2月のチェコ鉱工業生産は前年比+4.5%と市場予想通り前月から加速。チェコ景気の拡大継続が示された。

 TRYも対ドルで0.3%の下落。2月のトルコ経常収支は32.0億ドルの赤字と赤字額が市場予想を上振れ。サービス収支黒字が4カ月連続で縮小するなど、トルコの対外収支の改善が一服しつつあることが示された。

 RUBは対ドルで3.0%の下落。USD/RUBはロンドン市場で一時50.2台まで低下したが、NY市場に入ると一転して上昇基調で推移した。2月のロシア貿易収支は136億ドルの黒字と市場予想を上回る好結果。しかしロシア中銀は昨年の資本流出額が従来の1515億ドルから1541億ドルに上方修正されたと発表。今年第1四半期の資本流出額は326億ドルと前期の774億ドルから縮小したもののロシアからの資本流出の継続が嫌気された。

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