2015年4月8日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年4月7日)

 4月7日のロンドン市場は取引前半にドルが上昇。中盤以降も底堅い動きとなった。取引前半にドル円は119円台後半から120円ちょうど近辺に上昇。取引中盤に120円を割り込む場面もあったが、終盤には再び120円ちょうど近辺に浮上した。連休明けの欧州株は全面高。円売りの動きをサポートした。

 ユーロドルは取引前半に1.09ドル台前半から1.08ドル台前半に下落。3月のユーロ圏非製造業PMI(確報値)は速報値から小幅下方修正。欧州債利回りが低下したこともあって、ユーロは取引前半に売りが先行した。ただ、取引中盤以降は、ユーロが小幅買い戻され、ユーロドルは1.08ドル台後半に反発。4月のユーロ圏センティックス投資家信頼感は20.0と市場予想を下回ったものの2007年8月以来の高水準を記録。2月のユーロ圏PPIは前年比-2.8%と前月から落ち込み幅が縮小した。


 スイスフランは下落。ドルスイスは0.95台後半から0.96台前半に上昇した。3月のスイス外貨準備は5279.6億フランと過去最大を更新。スイス中銀はフラン上限策の撤廃したものの、フラン売り介入を継続していることが判明した。

 NY市場はドルが底堅く推移した。取引序盤は、米債利回りが再び上昇基調となったことでドル円は120円台前半に上昇する一方、ユーロドルは1.08ドル台半ば近辺に小幅下落。ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は講演草稿でFRBが金融緩和水準の縮小を極めて我慢強く待った時に初めて議会で定められた物価と雇用の目標を達成することができると主張。その上で、私の現在の見通しに基づくと、FFレートの目標水準を今年引き上げるのは誤りだと引き続き考えていると述べた。ただ市場の反応は限定的だった。2月の米求人件数は前月比16.8万件増の513万件と2001年1月以来最多を記録。ドル円は120円台前半で一段高となり、取引中盤以降は同水準で底堅い動きを続けた。

 ユーロドルはコチャラコタ総裁の発言後に1.08ドル台後半に上昇したが、取引中盤以降は下落基調となり、引けにかけては1.08ドル台前半とこの日の安値圏での推移となった。ECBは債券購入プログラムによる3月の国別債券購入額を発表。ECBはドイツ債を111億ユーロ、フランス債を88億ユーロ、イタリア債を76億ユーロそれぞれ購入したことが明らかとなった。

 取引終盤に発表された2月の米消費者信用残高は155億ドルの増加と市場予想を上回る伸びとなった。

 連休明けの欧州勢はドル買いの反応。米国と日欧の金融政策の違い(ダイバージェンス)に代わりはないとの見方がドルをサポートしたようだ。ただ、ドル上昇に対する米金融市場の懸念は根強いようで、米国株は取引終盤に上げ幅を失う動き。本日東京市場でのドル円は、ドル買いの動きが続くとは期待しにくく、上値の抑えられる展開が予想される。なお本日は日銀が金融政策決定会合の結果を発表するが、大方は現状維持の予想。ただ、各種サーベイ調査ではインフレ期待が小幅ながら低下。黒田総裁のサプライズ好きも考慮すると、追加緩和の可能性は否定し切れない。ユーロはギリシャ情勢の先行き不透明感の後退を背景に下値の堅い動きを予想。アジア通貨は原油先物価格の上昇が嫌気され対ドルで軟調な推移が見込まれる。

0 件のコメント:

コメントを投稿