2015年7月29日水曜日

景気を確認するための経済指標(5)

鉱工業生産指数

 鉱工業生産指数とは、鉱業や製造業での生産活動の活発さを示す経済指標です。鉱業や製造業の生産動向は、その国の経済活動、つまり景気と密接に連動します。

 最近では、米国や日本など先進国を中心に経済のサービス化が進み、鉱業や製造業が経済全体に占める割合は低下しています。しかし、たとえ先進国であっても、鉱業や製造業のその国の中での生産活動が景気と連動する傾向には変わりはありません。このため鉱工業生産指数は、景気の状況を的確に示す経済指標として市場関係者から大きく注目されています。

 鉱工業生産指数が上昇している時は、鉱業や製造業の生産活動が活発になっていることを意味しますので、その国の景気は良いと判断されます。

 鉱工業生産指数は、ある時点を基準とした指数として発表されるため、水準が重視されることはほとんどありません。代わりに鉱工業生産指数が、前月や前年からどの程度上昇したか、もしくは低下したかが重視されます。鉱工業生産指数が市場予想を上回るペースで上昇した場合、その国の景気は良いと判断され、その国の通貨は上がりやすくなります。逆に鉱工業生産が市場予想を上回るペースで低下する場合、その国の景気は悪いと考えられ、その国の通貨は下がりやすくなります。

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