2015年7月8日水曜日

景気を確認するための経済指標(1)

 景気は人々や企業の経済活動全般を意味しますが、経済活動には様々な種類があります。日々の生活での買い物のほか、会社などで働くことなどは経済活動の一つです。企業の場合、モノやサービスを作り出すだけでなく、作り出したモノやサービスを取引先や一般の人々に販売することも経済活動です。

 こうしたことから、経済活動をひとまとめにした景気に関する経済指標は数多くあります。ここでは、景気に関する代表的な経済指標であり、為替市場で注目を集めるものとしてGDP、景況感、雇用、小売売上高、鉱工業生産をご紹介します。

GDP

 GDPとは国内総生産という言葉の英語の名称を略した用語です。GDPはその国で作り出されたモノやサービスの価値を合計したもので、多くの国では三カ月間(四半期)のGDPが発表されます。

 GDPには名目と実質の二種類があります。景気の実勢を知るには物価変動の影響を取り除いた実質の方が適しているとされており、為替市場でも実質GDPに注目が集まります。

 為替市場に限らず株式や債券といった金融市場では、500兆円といったGDPの水準ではなくGDPの伸びが注目されます。特に前の四半期(前期)からの伸びを示した前期比は、直近の景気動向を示す指標として大きな注目を集めます。

 GDPが増えることは、その国の景気が良くなっていることを意味します。逆にGDPが増えにくくなっている国の景気は悪くなっていると判断されます。

 こうしたことから、GDPが市場予想を上回る伸びを示した国の通貨は、為替市場で上がりやすくなり、逆にGDPの伸びが市場予想を下回った場合、その国の通貨は下がりやすくなると考えられます。

●GDPの伸びが市場予想を上回った(下回った)国の通貨=上がりやすい(下がりやすい)

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