2015年7月12日日曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年7月10日)

 新興国通貨は対ドルでほぼ全面高。ギリシャ支援協議の合意成立期待を背景に市場のリスク回避姿勢は後退。新興国通貨買いの動きが続いた。

 INRは対ドルで変わらず。5月のインド鉱工業生産は前年比+2.7%と市場予想を下回り、前月分も下方修正された。

 MXNは対ドルで0.7%の上昇。6月のメキシコ名目賃金は前年比4.4%増と前月から小幅加速。5月のメキシコ鉱工業生産は前年比-0.9%と市場予想に反し昨年4月以来の前年割れ。メキシコ景気の回復期待を後退させた。

 COPは対ドルで小幅上昇。コロンビアのカルデナス財務相は今年の成長率は3.5%程度であるとの見通しを表明。COP安は成長回復を助け、原油安の悪影響を相殺するにも資すると述べ、COP安容認姿勢を示した。同国中銀は会合議事録(6月25日開催分)を公表。コロンビア経済は新しい環境に対応しつつあるとし、インフレは3%に収束するだろうとの見通しを共有。インフレ期待はよく抑制されており、同国経済は過剰設備を有しているとの指摘もあった。

 PENは対ドルで小幅上昇。ペルー中銀は市場予想通り政策金利を3.25%で据え置き。同中銀は声明でCPIは今年から来年にかけて目標である2%に終息するとの見方を示したものの、インフレ期待は高まっていると指摘した。

 TRYは対ドルで0.5%の上昇。5月のトルコ経常収支は39.9億ドルの赤字と赤字額が市場予想や前年同月を上振れ。トルコの対外収支改善傾向が一服した。

 RUBは対ドルで1.3%の上昇。5月のロシア貿易収支は153億ドルの黒字と市場予想通りの結果となった。

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