2015年7月22日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年7月21日)

 7月21日のロンドン市場はユーロが底堅い動き。ユーロドルは取引前半に1.08ドル台前半から1.08ドル台後半に小幅上昇。その後は同水準でのもみ合いが続いた。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく材料難。欧州債利回りは動意に欠ける展開となったが、ポジション調整によるユーロ買戻しの動きが優勢となった。

 ドル円は124円台前半で方向感に欠ける動き。米長期債利回りはじり高の動きとなったものの欧州株、日経平均先物は上値の重い動き。ドル円も材料難の展開となり様子見姿勢が強かった。

 NY市場は取引中盤にかけてドルが下落。後半には下げ止まったものの、ドルを買い戻す動きは見られなかった。取引前半のドル円は124円台前半、ユーロドルは1.08ドル台後半でそれぞれ動意に欠ける展開。取引前半に主だった米経済指標の発表がなく、ロンドン市場に引き続き様子見姿勢が続いた。

 取引中盤に差し掛かる頃、FRBは鉱工業生産の年次改定結果を発表。これまでの発表と大きく異なり、昨年4.5%に加速した鉱工業生産は今年に入って低下基調での推移。設備稼働率も従来から大きく下方修正され、年初の水準から1%程度低下したことが判明した。また同時に発表されたフィラデルフィア連銀非製造業指数は+8.1と前月の+54.1から大きく低下。販売が+32.4から-21.6と急落し、新規受注も+27.0から-5.4と悪化した。両指標発表後、ドルは売りが先行。ドル円は取引中盤には123円台後半と3営業日ぶりの低水準に下落。一方、ユーロドルは1.09ドル台前半と、こちらも3営業日ぶりの高値に上昇した。

 取引後半に入る頃まで米債利回りは低下基調で推移。ドル円は一時124円ちょうど近辺に反発する場面もあったが、すぐに123円台後半に反落。ユーロドルは1.09ドル台後半に伸長した。ただ後半に入ると、米債利回りも下げ止まり、ドル売りの動きは一服。ドル円は取引終盤には124円ちょうど近辺に上昇。ユーロドルは1.09ドル台前半に下落した。

 米債利回りは低下したものの、9月の米利上げ開始観測が大きく後退したわけでもない様子。米鉱工業生産の年次改定をきっかけにドル買いポジションの調整が進んだと思われる。今夜も米国では中古住宅販売が発表されるものの、米利上げ時期を見定める上で重要な情報は不足気味。ユーロ圏主要国でも本日も主だった経済指標の発表がないことから、本日東京市場でのドル、ユーロは様子見姿勢が強まると予想される。アジア通貨はドル下落を受けて対ドルで買い戻し優勢の展開となりそうだ。

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