2015年7月28日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年7月27日)

 7月27日のロンドン市場はドルの上値が重い展開となった。ユーロドルは取引前半に1.10ドル台前半から1.11ドルちょうど近辺と2週間ぶりの高値に上昇。7月のドイツIFO企業景況感は108.0と市場予想を上回り、前月から上昇。ドイツ景気の先行き期待を背景にユーロは買い優勢となった。しかし、その後発表された6月のユーロ圏M3が前年比5.0%増と市場予想に反し、前月から変わらずとなるとユーロ買いの動きは一服。ユーロドルは取引中盤に1.10ドル台後半に下落したが、取引後半は同水準でのもみ合いを続けた。

 ドル円は概ね123円台前半での推移。取引中盤に123円台半ば近辺に上昇する場面もあったが、一時的でドル円は上値の抑えられる展開が続いた。欧州株、日経平均先物はともにマイナス圏での推移。米債利回りはじり安の動きとなり、ドル円の上値を重くした。

 NY市場に入ってもドルは上値の重い推移となった。6月の米耐久財受注は前月比3.4%増と市場予想を上回ったが、前月分は下方修正。GDP算出に使用されるコア資本財出荷は同0.1%減と市場予想に反しマイナスとなり、プラスだった前月も同0.3%減とマイナスに下方修正された。これを受けて米債利回りは低下。その後発表された7月のダラス連銀製造業活動指数が-4.6と市場予想を上回るマイナスとなったこともあって、ドルは売り優勢の展開となった。取引前半にドル円は123円ちょうど近辺に下落する一方、ユーロドルは1.11ドルちょうど近辺に上昇。取引中盤に米債利回りが小幅反発すると、ドル円は123円台前半に小幅上昇したが、米国株はマイナス圏での推移のまま。取引後半に入ってもドル円は123円台前半で方向感に欠ける推移となった。一方、ユーロドルは取引中盤に一時1.11ドル台前半まで上昇。取引後半も1.11ドルちょうど近辺で下値の堅い動きとなった。

 原油先物価格の続落や米経済指標の軟化で米債利回りは低下。ただ、その割にはドル売りの動きが強まっているわけでもなく、FOMCを前に慎重な姿勢が強まりつつある。ただ欧米株が続落となるなど市場のリスク選好姿勢は後退したまま。本日東京市場でのドル円は上値の重い動きが続くと思われる。一方、ユーロとアジア通貨は対ドルで底堅い動きとなりそうだ。

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