2015年7月29日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年7月28日)

 7月28日のロンドン市場はドルが底堅く推移。ドル円は123円台後半でじり高の推移となった。中国株が下げ渋りの動きを見せたことが好感され、欧州株は6営業日ぶりの反発。米債利回りが緩やかながらも上昇基調で推移し、ドル円をサポートした。

 ユーロドルは取引中盤まで1.10ドル台後半でもみ合い。後半に入ると、1.10ドル台前半に下落した。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく材料難。米債利回りの上昇を背景にユーロドルはドル買い優勢となった。

 ポンドは英GDPを受けて上昇した。第2四半期の英GDPは前年比2.6%増と市場予想通りの結果。前期比では0.7%増とこちらも市場予想通りとなったが前期(同0.4%増)から加速。これを受けてポンドドルは1.55ドル台前半から1.55ドル台後半に上昇。取引後半に入っても、ポンド買いの動きは続き、ポンドドルは1.56ドルちょうど近辺まで上昇した。

 NY市場では、ドルが伸び悩んだ。5月の米S&Pケースシラー住宅価格指数は全円日+4.94%と市場予想に反し前月とほぼ変わらず。ただ市場の反応は限定的で、ドル円は123円台後半、ユーロドルは1.10ドル台前半で、それぞれもみ合いを続けた。その後発表された7月の米消費者信頼感が90.9と市場予想や前月を下回り、昨年9月以来の低水準に落ち込むと、ドルは下落。ドル円は123円台半ば近辺に下落する一方、ユーロドルは1.10ドル台後半に小幅上昇した。取引中場に入り、米債利回りが下げ止まると、ドル売りの動きも後退。ドル円は123円台半ば近辺でもみ合い。ユーロドルは1.10ドル台半ばを挟んで方向感に欠ける動きとなった。

 一部メディアはECBがギリシャ・アテネ証券取引所(ASE)およびギリシャの他金融市場の取引再開計画を承認したと報道。また別の報道では、ギリシャ財務省が資本規制を一部緩和すると報じられた。

 カナダドルは上昇。ドルカナダは1.30台前半から1.29台前半に大きく下落した。6月のカナダ原料価格指数は前月比横ばいと市場予想や前月を下振れ。ただ原油先物価格は小幅ながら反発。カナダドルは買い戻しの動きが強まった。

 日本時間明日早朝に結果が発表される米FOMCを前に動きが取りにくい状況。米債利回りは上値が重いままでドル買いの動きが強まりにくいが、一方でFOMC声明で9月利上げ開始を示唆する表現が盛り込まれる可能性も十分にあり、ドル売りの動きも取りにくい。欧米株が反発したこともドルをサポートしているようだ。相場の方向感に関し決め手に欠ける状況が続いていることから、本日東京市場でのドル、ユーロは様子見姿勢が強まると予想される。アジア通貨も対ドルで方向感に欠ける展開となりそうだ。

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