2015年7月31日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年7月30日)

 新興国通貨は対ドルで下落。原油先物価格は上値が重い動き。9月の米利上げ観測もあって新興国通貨は売り優勢となった。

 BRLは対ドルで1.2%の下落。ブラジル中銀は市場予想通り政策金利を50bp引き上げ14.25%とすることを決定。利上げは7会合連続で、決定は全会一致。同中銀は声明で政策金利を当面、据え置く意向を示した。7月のブラジルIGP-Mは前年比+6.97%と市場予想を下回ったが、昨年5月以来の高水準に加速。6月のブラジル・ローン残高は前月比0.6%増と前月から小幅鈍化した。

 CLPは対ドルで1.2%の下落。チリ中銀は会合議事録(7月15日開催分)を公表。政策金利の据え置きは全会一致の決定。インフレが目標レンジの上限を突破していることから利下げができない一方で、景気が弱いことから利上げもできないとの指摘があった。またインフレの主因はCLP安によるものとの見方も示された。6月のチリ鉱工業生産は前年比+1.6%と市場予想に反し前年割れを回避。同月同国の小売売上高は前年比4.1%増と市場予想や前月を上回った。

 MXNは対ドルで0.2%の上昇。メキシコ中銀は市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明でメキシコ景気は循環的な軟化を続けており、輸出と投資が昨年後半から悪化していると指摘。年内のインフレは3%を下回り続けるとの見方が示され、インフレと景気のバランスは景気悪化に傾いているとされた。また同中銀はMXN買い入札の規模を日次5200万ドルから2億ドルに引き上げると発表。規模拡大は9月末まで実施される。

 ZARは対ドルで1.3%の下落。6月の南アフリカPPIは前年比+3.7%と市場予想を下回ったが、前月からは小幅加速。6月の同国財政収支は242億ランドの黒字と黒字額が市場予想を上回った。

 ILSは対ドルで小幅上昇。6月のイスラエル失業率は5.2%と2カ月連続で上昇した。

 RUBは対ドルで1.7%の下落。7月24日時点のロシア金・外貨準備高は3583億ドルと前週とほぼ同じだった。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。トルコ中銀のバシュチュ総裁は同中銀が今後も慎重な金融政策を継続する意向を表明。現在採用しているコリドー金利は廃止され、同中銀の金融政策はよりシンプルなものになる可能性があると発言した。

最近、市場以外の興味が天気(気温)に集中している気がしてきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿