2015年8月20日木曜日

金利が変わると実需も変わる

 金利とは、お金の貸し借りの際に受け取る(借りた場合は支払う)お金の利用料(利子)のことです。一般に金利は、貸し借りに使われるお金の金額(元本)に対する利子の割合で表示されます。

 たとえば、銀行が企業に100万円を1年間貸すとします。そして1年後に企業は銀行にお金を返します。企業はお金を返す時に、借りたお金(100万円)とは別に、2万円を支払ったとします。この場合、企業が100万円とは別に支払った2万円のことを利子と呼び、企業が借りたお金の額(元本)に対する利子(2万円)の割合、つまり金利は2%(2万円÷100万円)となります。

 金利は世界各国で異なります。それは、国によって景気や物価など経済情勢が異なるからです。日本では長い間、銀行預金の金利がゼロに限りなく近い水準のままですが、ブラジルやインドネシアといった新興国と呼ばれる国では、銀行預金に10%以上の金利がつくこともあります。

 金利は通貨の需要に大きな影響を与えます。たとえば、ある日突然、米国の金利が10%に上昇したとします。これにより、米国の銀行に預けたことで得られる利子も、これまでの何倍も増えることになります。つまり、米国の銀行に預けることが、以前に比べ有利となり、より多くの人が米国に預けようとすると考えられます。これは日本に住む人だけでなく、外国に住む人にとっても同じことが言えます。このため世界の人々が、米国の銀行に預けるようとします。この結果、米国への間接投資が増え、ドルの需要が強まると考えられます。

 これは米国だけでなく、日本など他の国でも同じことが言えます。日本の金利が高ければ、日本の銀行にお金を預けようとする動きが強まり、日本円の需要が強まるでしょう。つまり金利の高い国ほど、その国の通貨需要が強まるといえます。逆に金利の低い国の通貨は、需要が弱くなると考えられます。

●金利が高い(低い)=その国の通貨の需要は強い(弱い)

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