2015年8月21日金曜日

金利を確認するための経済指標

 金利の高い国の通貨は、他の国に比べ高い利子(金利収入)を得ることができることから、需要が強く、結果として上がりやすいと考えられます。ただ、為替レートは二つの国の通貨の関係ですので、為替取引では、各国の金利水準だけでなく、二つの国の金利の差が注目されることもあります。金利差が広がれば広がるほど、金利の高い国の通貨の需要が強くなる一方、金利の低いに国の通貨の需要が弱くなり、金利の高い国の通貨が金利の低いに国の通貨に対し上がりやすくなります。

 一般の方が、外国の金利の水準や方向性(上がっているのか、それとも下がっているのか)を確認する簡単な方法は、各国の銀行預金の金利をみることです。日本の銀行で用意されている各国の外貨預金の金利を見れば、各国の金利の違いを確認することができます。

 為替市場では、各国の金利水準を比べるための目安として「政策金利」が注目されます。政策金利とは、各国の中央銀行が市中の銀行にお金を貸す際に使う金利です。金利は、借りたお金(元本)を返すまでの期間(満期)によって異なりますが、政策金利の多くは、借りた翌日に元本を返す際に使われる金利となっています。

 政策金利は、銀行預金、貸出金利、国債の利回りといった様々な金利の基準となります。このため政策金利の水準や変化をみることで、その国の金利の動きをある程度、把握することができます。

 政策金利は国によって異なります。例えば日本の政策金利は翌日物無担保コールレートです。これは、日本の銀行が日々の資金過不足を最終的に調整しあう市場(コール市場)で、銀行同士が無担保で翌日返済の短期資金を貸し借りするときに使われる金利です。

●政策金利=中央銀行が設定する金利で、様々な金利の基準となる

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