2015年8月19日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年8月18日)

 8月18日のロンドン市場は、ドルが軟調な動き。ドル円は124円台前半で上値が重い展開。ユーロドルは取引前半に1.10ドル台後半から1.11ドル手前まで上昇し、この日の高値を更新。中盤には1.10ドル台後半に反落したが、下値の堅い動きとなった。欧州株は前日終値水準でもみ合ったものの、日経平均先物は小幅マイナス圏での推移。米債利回りも上値が抑えられる展開となるなど市場のリスク回避姿勢は強く、ドル買いの動きは強まらなかった。

 ポンドは英CPIを受けて上昇した。7月の英CPIは前年比+0.1%と市場予想を小幅上振れ、コアCPIは同+1.2%と市場予想を上回り5カ月ぶりの高い伸び。BOEによる早期の利上げ観測を強めた。英CPI発表後、ポンドドルは1.56ドルちょうど近辺から1.56ドル台後半に急伸。その後もポンド買いの動きは続き、取引後半には一時1.57ドル台前半まで上昇。終盤は1.57ドルちょうど近辺での推移となった。

 NY市場は米住宅着工件数を受けてドルが買い戻された。7月の米住宅着工件数は120.6万戸と市場予想を上回る水準。前月分も上方修正され米住宅市場の堅調地合いが示された。同指標を受けてドル円は124円台半ば手前まで上昇する一方、ユーロドルは1.10ドル台前半に下落。ただ、中盤以降は特段の取引材料に乏しいこともあって、ドル、ユーロともに動意に欠ける展開に。ドル円は124円台前半でもみ合い。ユーロドルは1.10ドル台前半で方向感に欠ける動きとなった。

 7月の米住宅着工が堅調だったことから9月の米利上げ開始観測は維持された模様。しかし市場の関心は米利上げ時期ではなく世界景気の先行き。米国も含め世界各国の景気が冴えない以上はたとえ米国が利上げを開始するとしてもドルを素直に買いにくい。本日東京市場でのドル、ユーロは引き続き様子見姿勢が続きそうだ。アジア通貨は世界景気の先行き懸念を背景に対ドルで軟調な推移が見込まれる。

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