2015年8月25日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年8月24日)

 8月24日のロンドン市場は、東京市場に引き続き市場のリスク回避姿勢を背景に円買い優勢の展開となった。ドル円は121円ちょうど近辺から取引終盤には119円台半ば近辺に下落。引けにかけて119円台後半に小幅反発したが上値は抑えられた。欧州株は軒並み3%を超える下落。日経平均先物も取引後半から下げ幅を広げ、終盤には1万8千円割れ。米債利回りは下げ渋る動きとなったものの、ドル円は下落基調での推移が続いた。

 ユーロドルは1.14ドル台半ば近辺から取引終盤に1.15ドル台半ば近辺と1月22日以来の高水準に上昇。引けにかけては1.15ドル台前半で下値の堅い動きとなった。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく、市場の注目が他金融市場の動向に集まりやすい状況。欧州株が売り先行の展開となり、ユーロのショートポジションを解消する動きが続いた。

 NY市場は取引前半にドルが急落。取引中盤には市場が落ち着きを取り戻す形でドルが買い戻されたが、後半は上値が抑えられる動きとなった。取引序盤に発表された7月のシカゴ連銀全米活動指数は0.34と市場予想を上回り、昨年11月以来の高水準に上昇。ドル円は120円ちょうど近辺に上昇したが、ドル買いの動きは限定的だった。その後、米国株先物が4%を超える形で下げ幅を広げると、ドル売りの動きが加速。ドル円は116円台前半と1月16日以来の低水準に急落する一方、ユーロドルは1.17ドル台前半と1月15日以来の高水準に急上昇した。

 米国株市場が始まり6%超の下げを記録し、米10年債利回りは1.90%ちょうどに急低下するなど市場のリスク回避姿勢が極度に強まったが、次第に落ち着きを見せる動きも現れ、為替市場ではドルが反発。取引中盤に差し掛かる頃にドル円は119円ちょうど近辺に反発する一方、ユーロドルは1.15ドル台後半に下落した。

 取引後半に入ると、ドル円は119円台半ば近辺に上昇し、ユーロドルは1.15ドル台前半に下落するなど、ドルを買い戻す動きが続いたが、その後は、米国株、米債利回りはともに上値が抑えられる展開。取引終盤には再び米国株が下げ幅を広げる動きとなり、ドル円は118円台半ば近辺に下落する一方、ユーロドルは1.16ドルちょうど近辺に上昇。引けにかけてドルを買い戻す動きも現れ、ドル円は119円ちょうど近辺に小反発し、ユーロドルは1.15ドル台後半に下落する場面もあったが一時的。ドル円は118円台後半で上値が抑えられる動きに。ユーロドルは1.16ドルちょうど近辺での推移に戻った。

 アトランタ連銀のロックハート総裁は、NY市場引けにかけて講演。米経済の先行きが見通しにくくなっているとしながらも、今後も緩やかな経済成長が続くことを見込んでいるとした上で、利上げは今年のどこかで始まると予想していると述べた。

 ダウ30種平均が一時1000ドル以上も下落するなど市場のリスク回避姿勢が極度に強まる展開。1987年10月19日ほどではないにせよ、ミニ・ブラック・マンデーともいえる状況となった。ドル円は6月5日に記録した高値から5%超下落。200日移動平均(120.7近辺)も大きく割り込み、2012年11月から始まった上昇トレンドもひとまず終了した形となっている。

 一時1.90%ちょうどまで低下した米10年債利回りは2%超の水準まで反発。市場に少しずつだが落ち着きも見られるようになってきたが、米FRBによる年内利上げ観測は大きく後退。本日東京市場でもドルを買い戻す動きが強まる展開は期待しにくい。ドル円は119円ちょうど近辺で神経質な値動きを続ける一方、ユーロドルは下値の堅い動きとなりそうだ。アジア通貨は欧米株の急落を受けて本日も対ドルで売り優勢の展開が予想される。

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