2015年8月4日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年8月3日)

 8月3日のロンドン市場はドルが底堅い動き。ドル円は124円ちょうど近辺から124円台前半に上昇基調で推移。一方、ユーロドルは1.09ドル台後半から1.09ドル台半ば近辺に向けて下落基調で推移した。日経平均先物は小動きが続く一方で、欧州株はじり高の動き。米債利回りは底堅く推移し、ドル買いの動きをサポートした。

 ポンドは下落。ポンドドルは1.56ドル台前半から1.55ドル台後半に下落した。7月の英マークイット製造業PMIは51.9と市場予想を上回ったが、内訳の新規受注や輸出受注は不振。ポンド高による輸出減が懸念され、ポンドは指標発表後、売り優勢となった。

 NY市場は円が買い戻される一方でドルは軟調となった。6月の米個人支出は前月比0.2%増と市場予想通り。ただ同時に発表された個人所得は同0.4%増、PCEコアデフレータは前年比+1.3%といずれも市場予想を小幅ながら上回った。しかし市場の反応は限定的で、ドル円は124円台前半、ユーロドルは1.09ドル台半ばでそれぞれもみ合いとなった。

 その後、原油先物価格の下落を受けて米債利回りがすると、ドルは売り優勢の動き。ドル円は124円ちょうど近辺に下落する一方で、ユーロドルは1.09ドル台後半に上昇。その後発表された7月の米ISM製造業景況指数は52.7と市場予想を下回り、3カ月ぶりの低水準。生産、新規受注は前月を上回ったものの、仕入れ価格、雇用などは前月から低下。同時に発表された6月の米建設支出は前月比0.1%増と市場予想を下回り、5カ月ぶりの低い伸びとなると、ドル円は124円割れ。ユーロドルは1.09ドル台後半で強含んだ。

 取引中盤に入り、原油先物価格が一段安となると、米債利回りはさらに低下。ドル円は124円手前で軟調な動き。一方、ユーロドルはこの日再開されたギリシャ株式市場の大幅下落を受けて1.09ドル台半ば近辺に下落した。取引後半は米債利回りが下げ止まったことからドル売りの動きが一服。ドル円は124円ちょうど近辺に小幅反発。ユーロドルは1.09ドル台半ば近辺でのもみ合いとなった。

 6月の米建設支出は弱い伸びとなったものの5月分が大きく上方修正されたことで第2四半期の米GDPは前期比年率2.7%増程度に上方修正される可能性も。原油安は米景気をサポートする面もあり年内の米利上げ開始観測は維持されている。ただ米債利回りの低下や米国株の下落もあって本日東京市場でのドル円は方向感に欠ける動きとなりそうだ。一方、ユーロは様子見姿勢が強まる見込み。アジア通貨は対ドルで小動きが予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿