2015年8月5日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年8月4日)

 8月4日のロンドン市場はドルの上値が重い動き。ドル円は取引前半に124円ちょうど近辺から123円台後半に下落。中盤には124円ちょうど近辺に持ち直したが、後半は124円割れとなるなど上値が重かった。一方、ユーロドルは1.09ドル台半ば近辺から1.09ドル台後半に小幅上昇した。原油先物価格が緩やかながら上昇基調で推移。米長期債利回りもじり高の動きとなったが、豪ドル、カナダドルなど資源国通貨を買い戻す動きも加わったことで、ドルは軟調な展開となった。

 ポンドは軟調な動きとなった。7月の英建設業PMIが57.1と市場予想を下回ると、ポンドドルは1.56ドルちょうど近辺から1.55ドル台後半に小幅下落。取引中盤以降もポンドドルは1.56ドル手前水準でのもみ合いが続いた。シティ/ユーガブ調査は7月時点での今後1年先の英インフレ期待が1.6%だったと発表。6月時点の調査では1.4%だった。長期的なインフレ期待は2.8%で、6月時点での2.7%から上昇。ポンドの下値を堅くした。

 NY市場はドルが取引後半に上昇した。NY市場に入ると、米債利回りはじり高の動き。ドル円は124円ちょうど近辺に小幅上昇する一方、ユーロドルは1.09ドル台後半で上値が重くなった。6月の米製造業受注は前月比1.8%増と市場予想通りの結果。市場の反応は限定的だった。取引中盤に入り米債利回りの上昇が一服すると、ドル、ユーロともに動意に欠ける展開に。ドル円は124円ちょうどを挟んでの上下動。ユーロドルは1.09ドル台半ば近辺での推移となった。

 取引後半に入り、一部米紙は、アトランタ連銀のロックハート総裁のインタビュー記事を公表。同記事によると、ロックハート総裁は現時点で何も行動を起こさないことに対するハードルが高くなっていると発言。FOMCは利上げの用意が整う位置に接近しつつあると指摘し、その上で、データが顕著に悪化した場合は、利上げ開始の先延ばしに納得すると述べた。同報道が伝わると、ドルは買い先行の動き。ドル円は124円台前半と、この日の高値を更新する一方、ユーロドルは1.08ドル台後半と、この日の安値を更新した。

 アトランタ連銀ロックハート総裁のインタビュー記事をきっかけに9月の米利上げ開始観測がやや強まった様子。米債利回りが上昇したが、一方で米国株は軟調な動き。今夜発表される7月の米ADP雇用統計を見極めたいとの思惑もあって、本日東京市場でのドル円は様子見姿勢が強まると予想される。一方、ユーロは欧米金融政策の方向感の違いを背景に対ドルで軟調に推移する見込み。アジア通貨も対ドルで軟調な推移となりそうだ。

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