2015年8月7日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年8月6日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチだった。

 THBは対ドルで小幅上昇。7月のタイ消費者信頼感は73.4と7か月連続で低下し、昨年5月以来の低水準。タイ景気の先行き懸念を強めた。

 BRLは対ドルで1.5%の下落。USD/BRLは一時3.57ちょうど近辺まで上昇した。ブラジル中銀は会合議事録(7月30日開催分)を公表。インフレ圧力は根強いものの、主因は食品価格の上昇であって、インフレは目標レンジに収束するとの見方を表明。同国金融政策は正しい方向に向かっていると指摘された。7月のブラジル自動車生産台数は前年比14.9%減と前年割れが続いた。ブラジル現地調査会社データフォーリャの調査では、ルセフ大統領の支持率は8%と6月の10%から低下。不支持率は71%に上昇し、同大統領の弾劾支持は66%に達した。

 COPは対ドルで0.4%の上昇。6月のコロンビア輸出は前年比31.5%減と市場予想を上回る落ち込み。7月のコロンビアCPIは前年比+4.46%と市場予想を上回り、コアCPIは同+3.98%と2009年7月以来の高い伸び。コロンビアのインフレ圧力の強まりが示された。

 CLPは対ドルで0.5%の上昇。6月のチリ名目賃金は前年比0.2%増と市場予想や前月を上回る伸び。IMFはチリ経済の年次報告で景気は依然として下方修正リスクを有していると指摘。緊縮財政策と金融緩和を実施すべきと主張した。

 MXNは対ドルで0.3%の上昇。7月のメキシコ消費者信頼感は92.2と市場予想を下振れ。7月のメキシコ自動車生産は前年比2.0%減と前年割れとなった。

 CZKは対ドルで0.3%の上昇。6月のチェコ鉱工業生産は前年比+8.1%と市場予想を上回り、昨年9月以来の高い伸び。一方、同月同国の貿易収支は178億コルナの黒字と市場予想を下回り、前月分も下方修正された。チェコ中銀は市場予想通りCZKの対ユーロ上限策といった金融政策の現状維持を決定。同中銀は声明でCZK対ユーロ上限策は2016年後半以前に終了することはないと指摘。また同中銀は経済見通しで今年の成長率見通しを従来の2.6%から3.8%に上方修正する一方で、来年の成長率見通しを従来の3.2%から2.8%に下方修正した。

 ZARは対ドルで0.6%の上昇。6月の南アフリカ発電は前年比1.7%減と9カ月連続の前年割れとなった。

 RUBは対ドルで0.9%の下落。7月31日時点のロシア金・外貨準備は3576億ドルと前週から減少した。

どんな相場でも方向性が変わる転換点を必ず迎えます。そんなことを考えながら日々の暑さに向かっています。

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