2015年9月1日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年8月31日)

 8月31日のロンドン市場は、ユーロが軟調な推移となった。ユーロドルは取引前半に1.12ドル台前半から1.12ドルちょうど近辺に下落。中盤以降は同水準でのもみ合いが続いた。8月のユーロ圏CPIは前年比+0.2%、コアCPIは同+1.0%と、ともに市場予想を小幅上回ったがユーロ買いの反応は起きず。一部メディアはECBが複数の銀行融資債権を裏付けとする債券を資金供給の担保として認める方針を明らかにしたと報道。9月3日のECB理事会を前にECBによる追加緩和観測がやや強まった。

 一方、ドル円は121円台前半で小動き。ドイツ株は軟調に推移したが、日経平均先物は下値の堅い動き。米債利回りは短期ゾーンで小幅上昇となったが、ドル円は動意に乏しい展開が続いた。

 NY市場はドル、ユーロともに方向感に欠ける動きとなった。取引前半はドル円が121円台前半で上値の重い動きとなる一方、ユーロドルは1.12ドル台前半に小幅反発するなどドル売り優勢の動き。NY市場に入り米債利回りが低下し、米国株はマイナス圏での推移。ドル売りの動きを強めた。

 しかし取引中盤に近づき、8月のシカゴ購買部協会景気指数が54.4とほぼ市場予想通りの結果となると、米債利回りが反転。ドル円は121円台前半で強含み、ユーロドルは1.12ドル割れに下落した。ただ、その後発表されたダラス連銀製造業景況指数は-15.8と市場予想を大きく下回り、3カ月ぶりの低水準となると、ドル買いの動きは一服。ドル円は121円台前半のままで伸び悩み、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺に小幅上昇した。

 取引後半に入りOPECが他産油国と適正な原油価格について話し合う用意があると表明すると、原油先物価格は上昇。米債利回りは上昇し、ユーロドルが1.12ドル台前半に上昇したものの、ドル円は121円台前半で動意に乏しいままだった。

 先週と異なり今週の為替市場は平穏な動き。原油先物価格の上昇で米債利回りも上昇したが、米利上げ開始に関する思惑は特に変化がない様子。本日東京市場でもドル、ユーロともに様子見姿勢が続きそうだ。アジア通貨は原油先物価格の上昇でKRW、TWDが軟調に推移する一方で、MYRは買い戻しの動きが予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿