2015年9月13日日曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年9月11日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。東欧通貨が底堅く推移する一方で、中南米通貨やTRY、RUBは軟調な推移となった。

 MYRは対ドルで小幅下落。マレーシア中銀は市場予想通り政策金利を3.25%で据え置き。同中銀は声明でマレーシア経済は第3四半期も拡大基調で推移している模様と指摘。インフレは高めの水準だが、MYR安による影響は商品市況の低下もあって限定的との見方を示した。

 SGDは対ドルで0.2%の上昇。11日に投開票が行われたシンガポール総選挙では、リー・シェンロン首相率いる与党・人民行動党(PAP)が89議席中83議席を獲得。最大野党の労働者党(WP)が6議席を獲得した。

 INRは対ドルで0.2%の下落。一部メディアはインド中銀の金融政策決定会合は、今後2カ月に一度開催され、メンバーは政府任命が3名、中銀指名が3名の計6名になる見込みと報道。7月のインド鉱工業生産は前年比+4.2%と市場予想を上回り、前月分も上方修正された。

 COPは対ドルで0.3%の上昇。6月のコロンビア経済活動指数は前年比+3.1%と市場予想を小幅下回り、前月分も下方修正。コロンビア景気の伸び悩みが示された。

 PENは対ドルで0.2%の上昇。ペルー中銀は市場予想に反し政策金利を25bp引き上げ3.50%にすると発表。同中銀は声明でペルーのインフレ圧力は食品価格の上昇とPEN安の影響で高まっていると指摘。同国の実質金利は0.5%にまで低下しており、25bpの利上げでも金融政策は依然として緩和的との見方を示した。またインフレが目標レンジに到達するよう追加利上げの準備もできていると付け加えた。

 BRLは対ドルで0.6%の下落。9月7日までの週のブラジルFIPE・CPIは前月比+0.50%と市場予想を小幅上回った。

 MXNは対ドルで0.4%の下落。7月のメキシコ鉱工業生産は前年比+0.7%と市場予想を小幅上回ったが、小幅の伸びに留まった。

 RUBは対ドルで0.4%の下落。ロシア中銀は市場予想通り政策金利を11.00%で据え置き。同中銀は声明で内需の弱さはインフレ抑制に役立つと指摘。インフレの鈍化は今後数カ月は続くとの見方を示したが、為替相場の動向の影響で、インフレおよびインフレ見通しは明らかに上向きのトレンドを示していると指摘した。同中銀のナビウリナ中銀総裁は、最も楽観的なシナリオの下でもロシア経済は向こう数年間はこれまでよりも困難な状況に直面すると理解しておくことは重要だと発言。ただ、経済情勢が最善のシナリオに沿って推移すれば、主要政策金利を引き下げる可能性も出てくると述べた。7月のロシア貿易収支は107億ドルの黒字と黒字額が市場予想を大きく下振れ。輸出が前年比40.2%減と大きく落ち込んだことが響いた。

だいぶ秋らしい気候となり、過ごしやすくなりました。よい日曜日をお過ごしください。

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