2015年9月2日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年9月1日)

 9月1日のロンドン市場は、円買い優勢の展開となった。ドル円は取引前半に120円台半ば近辺から119円台半ば近辺に下落。中国株の下落に続く形で欧州株も下落で開始。日経平均先物は1万8千円を割り込むなど株安の動きが世界的に広がり、円を買い戻す動きを促した。取引中盤に欧州株の下げが一服すると、ドル円は119円台後半で下げ渋りの動きに。後半は120円ちょうど近辺まで反発したが、上値は抑えられた。

 ユーロドルは取引前半に1.12ドル台後半から1.13ドル台前半に上昇。ただ欧州株の下落を受けてユーロドルは次第にユーロ売り優勢の動きに。取引中盤には1.12ドル台後半に反落した。その後発表された7月のユーロ圏失業率は10.9%と市場予想に反し前月から低下。ユーロ圏景気の先行き期待を高めたが、ユーロドルは特段の反応を示さず、取引後半は1.12ドル台後半でのもみ合いとなった。

 ポンドは下落した。ポンドドルは取引序盤に1.54ドルちょうど近辺から1.53ドル台後半に下落。その後発表された8月の英製造業PMIは51.5と市場予想や前月を下回ると、1.53ドル台前半に下落した。中盤以降、ポンドは持ち直し、ポンドドルは1.53ドル台後半まで反発したが、終盤には1.53ドル台半ば近辺に反落した。

 NY市場はドルが軟調に推移した。取引序盤のドル円は120円ちょうど近辺でもみ合い。ユーロドルは1.12ドル台半ばを挟んでの小動きが続いた。その後、米債利回りが小幅低下すると、ドル円は119円台後半に小幅下落する一方、ユーロドルは1.12ドル台後半に反発。7月の米建設支出は前月比0.7%増と市場予想を小幅上回り、前月分も上方修正。ただ同時に発表された8月のISM製造業景況指数は51.1と市場予想を下回り、2013年5月以来の低水準となった。

 取引中盤はドル、ユーロともに小動きとなり、ドル円は119円台後半、ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺での推移。しかし後半に入り米債利回りが低下基調で推移すると、ドル売り優勢の展開。ドル円は引けにかけて119円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.13ドル台前半に上昇した。

 カナダドルはNY市場に入り下落基調での推移となった。6月のカナダGDPは前年比0.6%増と市場予想を上回る伸び。ドルカナダは1.32台前半から1.31台前半に下落した。しかし、その後は原油先物価格が下落基調で推移。米国株も下げて始まったことから、カナダドルは売り優勢の動き。ドルカナダは上昇基調で推移し、引けにかけては1.32台後半とこの日の高値を更新した。

 今週の為替市場は平穏な動きに戻ると思われたが、結局、先週前半と同じように株安を主因に市場のリスク回避姿勢が強まる展開。ただ米債利回りの下値は株価に比べ堅く、ドルを下支えしている。本日朝の日本株は大きく下げて始まる見込みで、中国株の先行き不透明感も強い。本日東京市場でのドル円は軟調な推移が予想される。一方、ユーロドルはユーロ圏景気の先行き期待もあって底堅く推移する見込み。アジア通貨は対ドルで売り優勢の展開となりそうだ。

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