2015年9月3日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年9月2日)

 9月2日のロンドン市場は、ドル、ユーロともに方向感に欠ける動きとなった。ドル円は取引前半に120円ちょうど近辺から119円台後半に下落。プラスで始まった欧州株は次第に売り優勢となる動き。日経平均先物は前半に18000円ちょうど近辺まで上げ、米債利回りも小幅低下し、ドル円を下押しした。

 しかし中盤は119円台後半でもみ合い、後半には120円ちょうど近辺に反発。欧州株や日経平均先物が下げ止まり、米債利回りも短期ゾーンが反発。この後発表される米ADP雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあって、ドルを買い戻す動きも限定的だった。

 ユーロドルは取引前半に1.12ドル台後半から1.12ドル台半ば近辺に下落したが、その後、1.12ドル台後半に反発。中盤以降は同水準で上値の重い動きとなった。7月のユーロ圏PPIは前年比-2.1%と市場予想通り。市場の反応は限定的だった。

 ポンドは下落。ポンドドルは取引中盤まで1.53ドルちょうどを挟んで方向感に欠ける動きだったが、取引後半は1.52ドル台後半に下落した。8月の英建設業PMIは57.3と市場予想を小幅下振れ。同指標発表後、ポンドは一時売りが先行した。

 NY市場はユーロが取引前半に小幅売られたが、その後はドル、ユーロともに様子見姿勢が続いた。8月の米ADP雇用統計は19.0万人増と市場予想を下回り、前月分も下方修正される弱い結果。ただ、同指標発表後、ドル円は120円台前半に小幅上昇する一方、ユーロドルは1.12ドル台前半に下落するなど、ドル買い優勢の動きとなった。その後発表された7月の米製造業受注は前月比0.4%増と市場予想を小幅下回ったが、前月分は小幅上方修正。米債利回りの伸びが一服したことからドル円は120円ちょうど近辺に下落する一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で下げが一服した。

 取引後半に発表されたFRBの地区連銀景況報告(ベージュブック)では7、8月の米国は大部分の地域で景気が拡大したと指摘。労働需要は大半の地区で緩慢ないし緩やかに成長したとの指摘もあった。同報告を受けてドルは強含みの動き。ドル円は120円台前半で下値を固める動きとなる一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で上値が抑えられた。

 欧米株がプラスで終わるなど世界的な株安の動きは一服。米債利回りも下値の堅い動きとなり、本日、明日と中国株は休場。中国株安による市場のリスク回避姿勢の強まりも回避されそうだ。ただ本日発表の米経済指標の結果を見極めたいとの思惑もあって、本日東京市場でのドル、ユーロは様子見姿勢が続くと予想される。アジア通貨は対ドルで買い戻しの動きが期待される。

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