2015年9月8日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年9月7日)

 9月7日のロンドン市場は、米国がレイバーデーで休場となるため、ドル、ユーロともに様子見姿勢の強い展開となった。ドル円は119円台前半でのもみ合い。プラスで始まった欧州株が上げ幅を縮めると、ドル円が小幅下落する場面もあったが一時的。欧州株は取引後半には下げ止まり、方向感に欠ける動き。日経平均先物も動意に乏しく、ドル円も次第に膠着感が強まった。

 ユーロとポンドは取引中盤まで対ドルで上昇基調での推移。ユーロドルは1.11ドル台前半から1.11ドル台後半、ポンドドルは1.51ドル台後半から1.52ドル台後半にそれぞれ上昇した。8月の中国外貨準備は3.56兆ドルと前月の3.65兆ドルから939億ドル減少。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく、材料難だったが、中国当局による元買い・ドル売り介入が続くとの見方を背景に欧州通貨は対ドルで強含んだ。しかし後半に入ると、ユーロは反落。ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺に下落。一方、ポンドドルは1.52ドル台後半で底堅く推移した。

 NY市場は米国がレイバーデーのため金融市場が休場。ドル円は119円台前半で動意に乏しい動きが続いた。一方、ユーロドルは取引序盤こそ1.11ドル台半ば近辺でもみ合ったが、中盤にかけて小幅上昇し、1.11ドル台後半と、この日の高値圏に上昇。後半は同水準で小動きとなった。

 日経平均先物や欧州株は特段の反応を示さなかったが中国の外貨準備高は大きく減少。中国の資本流出が強まっている可能性が高いことが判明し、本日の中国株の波乱要因となる可能性がある。ただ中国当局は昨日、株式を1年以上保有する株主に対し、配当金に課せられる個人所得税を免除すると発表。また上海証券取引所は、CSI300指数にサーキットブレーカー制度の導入を計画していることを表明。中国政府の株価対策強化の姿勢を示しており、中国株の下値が堅くなる可能性もある。また本日は8月の中国貿易収支も発表され、様々な思惑が交錯しやすい。本日も中国株はボラティリティの高い展開となりそうだ。

 先週末に発表された米雇用統計は「まあまあ」の結果と言え、指標だけ見れば9月の利上げ開始も可能な状態。ただ金融市場は依然として不安定であり、ドル買いの動きが強まりにくい。本日東京市場でのドル円は中国株が始まるまで様子見姿勢が続くと予想される。一方、ユーロは中国当局のドル売り介入観測もあって対ドルで下値の堅い動きが続く可能性も。アジア通貨は対ドルで慎重な値動きとなりそうだ。

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