2015年9月9日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年9月8日)

 9月8日のロンドン市場は、東京市場後半の流れを引き継ぐ形で円安が進んだ。ドル円は東京市場後半から上昇基調で推移し、119円ちょうど近辺からロンドン市場序盤に120円台前半まで上昇。小幅マイナス圏で推移していた中国株が取引後半にかけて上昇基調で推移。市場のリスク回避姿勢が後退し米債利回りも小幅ながら上昇に転じ、ドル円の上昇をサポートした。ただ取引中盤以降のドル円は上値が抑えられ、120円ちょうどを挟んでの上下動となった。

 ユーロドルは東京市場終盤の1.12ドル台前半から下落し、ロンドン市場序盤には1.11ドル台後半での推移。取引中盤まで同水準でもみ合ったが、後半には1.11ドル台半ば近辺に下落した。7月のドイツ経常収支は234億ユーロと市場予想を上回る黒字を記録し、第2四半期のユーロ圏GDPは前年比1.5%増と速報値から上方修正されたが、ユーロ買いの反応は見られず。米債利回りの上昇を背景としたドル買いの動きがユーロドルでも優勢だった。

 ポンドは底堅く推移。ポンドドルは1.53ドル台前半から1.53ドル台後半に上昇した。この日の東京市場で日系損保が英損保を買収するとの報道を受けてポンド買い・円売り観測が台頭。ロンドン市場に入り、ポンド買いの動きはいったん後退したものの、取引中盤からは再びポンド買い優勢の展開となった。

 NY市場はドルが対ユーロ中心に軟調な展開となった。取引前半のドル円は120円ちょうど近辺でもみ合い。一方、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺から1.11ドル台後半に小幅上昇した。8月の米労働市場情勢指数は2.1と市場予想を上回り、前月分も小幅上方修正。米債利回りは底堅さを増し、米国株も上昇して始まったが、ドル買いの動きはやや後退。取引中盤にはドル円が119円台後半に下落する一方、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺まで強含んだ。後半に入り、米債利回りがこの日の高値を更新すると、ドルは下値が堅くなり、ドル円は120円ちょうど近辺に反発する一方、ユーロドルは1.11ドル台後半に反落。取引終盤に発表された7月の米消費者信用残高は191.0増と市場予想を上回ったが、ドル円は120円割れとなる一方、ユーロドルは1..12ドルちょうど近辺に反発した。

 中国株がプラスで引けたことで市場のリスク回避姿勢は後退。ただ、中国経済の先行き不透明感は根強く、ドル買いの動きがNY市場で強まることはなかった。米利上げ開始時期についても見定めにくく、9月のFOMCまで市場は慎重な姿勢が続くと思われる。本日東京市場でのドル円は引き続き中国株の値動きに神経質な動きを示す展開が予想される。一方、ユーロは様子見姿勢が強まる見込み。アジア通貨も対ドルで慎重な値動きとなりそうだ。

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