2016年4月12日火曜日

オシレータ系の手法:RSI

 オシレータ系の手法の一つにRSIというものがあります。RSIは、そのままアール・エス・アイと呼びます。RSIはRelative Strength Indexのという英語を略したもので、日本語では、相対力指数、などと訳されています。ただ、おそらく、英語だけでなく、日本語でみても、ほとんどの方はRSIが何の事だかわからないと思います。ですから、RSIという文字の意味を深く考える必要もないと思います。ほとんどの方が、米国のCIAや日本のテレビ放送局であるNHKの正式名称を知らないのと同じことです。

 RSIは、一定の期間において為替レートが下がり過ぎているのか、それとも上がり過ぎているのかを示す指標です。RSIは0から100までの数字で表され、0に近づけば近づくほど為替レートが下がり過ぎであることを示し、逆に100に近づけば近づくほど上がり過ぎであることを示します。

RSIの計算式は以下の通りです。

RSI=(一定の期間の上げ幅の合計)
      ÷(一定の期間の上げ幅の合計+一定の期間の下げ幅)×100(%)

 たとえばドル円が以下のような値動きをしたとします。

1日目 100円
2日目 101円(前の日から+1円)
3日目 103円(前の日から+2円)
4日目 102円(前の日から-1円)
5日目 105円(前の日から+2円)
6日目 108円(前の日から+3円)
7日目 107円(前の日から-1円)

ドル円が上がったのは2日目、3日目、5日目、6日目の4日間で、下がったのは4日目と7日目の2日間です。上げ幅の合計は8円(=1円+2円+2円+3円)となり、下げ幅の合計は2円(=1円+1円)となります。

 するとRSIは

RSI=(一定期間の上げ幅の合計)
      ÷(一定期間の上げ幅の合計+一定期間の下げ幅)×100(%)
   =8円÷(8円+2円)×100(%)=80%

となります。RSIは0と100の半分である50よりも上、つまり100に近いわけですから、この時のドル円は上がり過ぎだと考えることができます。

 RSIは30を下回ると下がり過ぎと考えられ、いずれ上がるだろうと考えられています。一方、70を上回ると上がり過ぎと考えられ、いずれ下がるだろうと考えられます。

 RSIを計算するには「一定の期間」での上げ幅や下げ幅を必要としますが、「一定の期間」はいろいろと変えることができます。一日単位で為替レートを見たい人は、9日や14日を一定の期間とするのが一般的です。ただ、1時間単位で為替レートを見る人は、9時間や14時間、1分単位でみる人は9分や14分を一定期間とします。もちろん、9や14にこだわる必要はなく、8や15を使ってRSIを計算しても問題ありません。50や75といった長い期間でRSIを計算する人もいます。移動平均線と同じことで、RSIで使う期間の長さは、あくまでも目安で、どの期間を取るのかは自分の取引スタイルによって変わります。

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