2016年4月1日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年3月31日)

 新興国通貨は一部を除き対ドルで続伸。米債利回りの低下が新興国通貨を下支えした。

 KRWは対ドルで0.7%の上昇。4月の韓国・景況判断は製造業で70、非製造業で71と、いずれも前月から大きく上昇。2月の韓国鉱工業生産は前年比+2.4%と市場予想に反し3カ月ぶりの前年超え。一方、2月の韓国・景気先行指数は前月比-0.1と4カ月連続で低下した。

 SGDは対ドルで0.2%の上昇。2月のシンガポールM2は前年比1.0%増と前月から小幅ながら鈍化。M1は同2.1%減と2002年10月以来の大幅落ち込みとなった。

 THBは対ドルで小幅上昇。2月のタイ経常収支は74.0億ドルの黒字と黒字額が市場予想を上回り、単月では1991年の統計開始以来最大を記録。同月同国の企業景況感は48.2と前月から小幅悪化した。

 IDRはBloombergによると対ドルで小幅上昇。2月のインドネシアM2は前年比7.2%増と前月から鈍化した。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。2月のブラジルPPIは前年比+9.70%と前月から鈍化。2月のブラジルCNI設備稼働率は77.6%と過去最低を記録した前月から小幅上昇した。

 MXNは対ドルで0.2%の下落。ムーディーズはメキシコ債格付け見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ。同社は引き下げの理由として抑制された景気と原油安の継続を指摘した。

 CLPは対ドルで0.8%の上昇。2月のチリ失業率は5.9%と市場予想通り、前月から小幅悪化した。

 COPは対ドルで0.4%の上昇。2月のコロンビア失業率は10.0%と前月から改善した。

 ZARは対ドルで1.2%の上昇。2月の南アフリカM3は前年比10.3%増、民間部門信用は同9.02%増といずれも市場予想や前月を上振れ。一方、2月の南アフリカPPIは前年比+8.1%と市場予想を下回ったが前月から加速。同月同国の貿易収支は11億ランドの赤字と赤字額が市場予想を下回った。

 HUFは対ドルで0.7%の上昇。2月のハンガリーPPIは前月比-1.4%と1年ぶりの低下率を記録した。

 TRYは対ドルで0.7%の上昇。昨年第4四半期のトルコGDPは前年比5.7%増と市場予想を上回ったが、労働日数調整後のGDPは同4.1%増と市場予想通りで前期から鈍化。2月のトルコ貿易収支は31.7億ドルの赤字とほぼ市場予想通りの結果だった。

 CZKは対ドルで0.4%の上昇。2月のチェコM2は前年比9.0%増と前月から鈍化。チェコ中銀は市場予想通りCZKの対ユーロ上限策といった金融政策の現状維持を決定。同中銀は声明で反インフレリスクがややみられると指摘。CZKの対ユーロ上限策廃止後もCZK売り介入は続ける意向を示し、同上限策は来年半ばに終了する可能性があると指摘。一方でマイナス金利の採用について議論があったことも明らかにした。

 PLNは対ドルで1.0%の上昇。3月のポーランドインフレ予想は前年比+0.2%と市場予想や前月と変わらず。同月同国のCPIは同-0.9%と市場予想に反し、低下率が前月から拡大した。

 RUBは対ドルで1.5%の上昇。3月25日のロシア金・外貨準備は3835億ドルと前週から減少した。

本日はエイプリルフールですが、「こんな会社辞めてやる!」なんて口走らないように気を付けたいと思います。

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