2016年4月19日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年4月18日)

 4月18日のロンドン市場は、取引前半を中心に円を売り戻す動きが優勢となった。ドル円は取引前半に108円ちょうど近辺から108円台半ば近辺に上昇。週明けに低下して始まった米債利回りはロンドン市場に入ると上昇基調で推移。下げて始まったドイツ株も先週末終値水準に戻し、ドル円は上昇基調で推移した。

 取引中盤に入るとドイツ株が伸び悩んだことで、ドル円は108円台半ば手前でもみ合い。後半は108円台前半に下落したが、米債利回りは上昇基調を維持し、ドル円をサポートした。

 ユーロドルは取引序盤に1.12ドル台後半から1.13ドルちょうど近辺に小幅上昇したが、その後は1.13ドルちょうど近辺で方向感に欠ける動きが続いた。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく、ユーロ相場は様子見姿勢が続いた。

 NY市場は、円を売り戻す動きが続く一方、ドルは軟調な推移となった。NY連銀のダドリー総裁は、先行き不透明感が強く、金融危機に起因する成長に対する向かい風が完全に収束しないなか、政策の調整は緩やかに、慎重を期して行なわれる公算が大きいと発言。ただインフレは今後数年間で2%に達すると確信しているとし、経済情勢は米国の金融政策の正常化に向けた動きの開始を正当化していると述べた。これを受けて米債利回りは上昇基調を続け、ドル円は取引前半に108円台前半から108円台後半と先週末終値水準を回復。 一方、ユーロドルは取引序盤に1.13ドル台前半に小幅上昇したものの上値は重く、すぐに1.13ドルちょうど近辺に小反落となった。

 取引中盤に近づいたころに発表された4月の米NAHB住宅市場指数は58と市場予想に反し前月と同じ。米債利回りは上昇一服となり、ユーロドルは再び1.13ドル台前半に上昇した。しかし下げて始まった米国株がプラス圏に浮上。ドル円は108円台後半を維持した。

 取引中盤以降は円、ユーロなど主要通貨は動意に欠ける展開に。ドル円は108円台後半、ユーロドルは1.13ドル台後半で、それぞれ推移した。

 OPEC加盟国・非加盟国によるドーハ会合では増産凍結合意が見送り。原油先物価格は急落して始まったが、クウェートの労働ストによる減産もあって原油先物価格は急落後に反発。結局、ドーハ会合前の水準に値を戻した。欧米株がプラスで終わったこともあり市場のリスク回避姿勢はさほど強まらず、ドル円も先週末終値水準を回復。ただ世界景気に対する慎重な見方は続いている様子。熊本震災で日本の生産活動が(一時的にせよ)停止されることで、日本景気の悪化リスクも高まっている。本日東京市場でのドル円は上値の重い動きが予想される。一方、ユーロはECBが21日理事会で金融緩和を見送るとの見方から底堅く推移する見込み。アジア通貨は対ドルで方向感に欠ける動きが予想される。

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