2016年4月20日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年4月19日)

 4月19日のロンドン市場は、円売りが進展。ドル円は108円台後半から109円台半ば手前に上昇した。ドイツ株は上昇基調で推移し、日経平均先物は1万7千円台を回復。米債利回りは上値が抑えられたものの、株価上昇を背景に円売りの動きが強まった。

 ユーロドルは1.13ドル台前半で方向感に欠ける動き。2月のユーロ圏経常収支(季調値)は190億ユーロの黒字と黒字額が2014年8月以来の低水準。2月の同圏建設業生産高は前月比1.1%減とマイナスとなり、前月分も下方修正。一方、4月のドイツZEW景況感は11.2と市場予想を上回り、2カ月連続の上昇となったが市場の反応は限定的だった。

 NY市場は、ドルが軟調な推移となった。3月の米住宅着工件数は108.9万戸、同月同国の建設許可件数は108.6万戸と、いずれも市場予想を下回る弱い結果。米債利回りは低下し、ドル円は109円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に上昇した。

 取引中盤に入り、原油先物価格が上昇したことで米債利回りも反発。ドル円は109円台前半で下値が堅くなったが、ユーロドルは1.13ドル台後半に一段高。その後、米国株が上げ幅を縮めると、米債利回りも再び低下し、ドル円は109円ちょうど近辺に下落。ユーロドルは1.13ドル台後半で底堅く推移した。

 取引後半は米国株が持ち直し小幅プラス圏で推移。ドル円は109円台前半に小反発。ユーロドルは1.13ドル台後半で上値が抑えられた。

 原油先物価格は上昇基調で推移し、欧米株は続伸となるなど市場のリスク回避姿勢は和らいでいるが、ドル円は上値が重い。米住宅着工件数が弱い結果となるなど、世界景気の先行きに対する慎重な見方も根強く、6月FOMCでの米追加利上げを見込む声は僅少。ドル買いの動きは続きにくい。本日東京市場でのドル円は109円台半ば近辺がレジスタンスと意識されやすく上値の重い動きが予想される。一方、ユーロはECBの追加緩和観測の後退を背景に対ドル中心に底堅く推移する見込み。アジア通貨は欧米株の上昇を受けて対ドルで底堅く推移する展開が期待される。

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