2016年4月21日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年4月20日)

 4月20日のロンドン市場は円を売り戻す動きが続いた。ドル円は108円台後半から109円台前半に上昇。ドイツ株は前日終値付近で方向感に欠ける動きとなったが、日経平均先物は1万7千円台を回復するなど上昇基調で推移。米債利回りも取引中盤から上昇基調での推移となり、ドル円の上昇を後押しした。

 ユーロドルは1.13ドル台後半で強含む動き。3月のドイツPPIは前年比-3.1%と市場予想に反し低下率が前月から拡大し、ユーロの上値を重くする場面もあったが、低下して始まったドイツ債利回りはロンドン市場に入り上昇基調で推移。ユーロをサポートした。

 ポンドは買い優勢の展開となった。取引序盤のポンドドルは1.43ドル台後半でのもみ合い。3月の英失業率は2.1%と市場予想通り前月と変わらず。2月の英週平均賃金は前年比1.8%増と市場予想に反し前月から鈍化し、1年ぶりの低い伸びとなった。指標発表直後にポンドドルは1.43ドル台半ばに下落。しかし原油価格が底堅く推移していたこともあり、ポンドドルは売り一巡後に1.44ドルちょうど近辺に反発。取引終盤は1.43ドル台後半で推移した。

 NY市場はドルが上昇基調で推移した。取引序盤はドル円が109円台前半、ユーロドルが1.13ドル台後半で、それぞれ推移するなど様子見ムードの強い展開。3月の中古住宅販売件数が533万戸と市場予想を上回ると、ドル円は109円台半ば手前に小幅上昇し、ユーロドルは1.13ドル台半ば近くに下落するなどドル買いの動きが強まった。

 取引中盤に入り原油先物価格が上昇基調を強めると、米債利回りも上昇基調で推移。前日終値水準でもみ合っていた米国株もプラス圏に浮上したことでドルは上昇基調で推移。ドル円は取引後半には109円台後半に上昇。ユーロドルは1.13ドルちょうど近辺に下落した。

 取引終盤は米債利回りや米国株が上昇一服。ドル買いの動きも止まり、ドル円は109円台後半で高止まり。ユーロドルは1.13ドルちょうど手前で推移した。

 EIA週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想ほど増えず、石油精製品在庫が予想以上に減少。主要産油国がロシアで再び会合を開くとの噂もあって原油先物価格は続伸となり、米国債利回り、米国株を押し上げた。ただ一方で、中国、米国を中心に世界景気の先行きに対する慎重な見方が大きく後退したようには思えない。本日東京市場でのドル円は110円台乗せができるか注目される。ユーロは本日のECB理事会を前に慎重な値動きが続く見込み。アジア通貨は欧米株の続伸を背景に対ドルで底堅く推移すると思われる。

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