2016年4月26日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年4月25日)

 4月25日のロンドン市場はドルが対欧州通貨中心に上値の重い動きとなった。ユーロドルは取引序盤に1.12ドル台前半から1.12ドル台半ば近辺に小幅上昇。その後は同水準でもみ合う動きを続けた。4月のドイツIFO企業景況感は106.6と市場予想や前月を小幅下振れ。しかし米債利回りは上値の重い動きとなる一方で欧州株は下げ幅を縮める動き。ユーロドルをサポート
した。

 ドル円は111円台前半で動意に乏しく推移。米債利回りの動きがドル円の重石となる一方、欧州株が下げ幅を縮めたことで下値もサポートされた。

 ポンドは上昇基調で推移。ポンドドルは1.44ドルちょうど近辺から1.44ドル台後半に上昇基調で推移した。4月の英CBI製造業トレンド調査は受注指数が-11と市場予想や前月を上回り、同販売価格指数は+4と昨年3月以来の高水準。4月中旬調査の各種世論調査で英国のEU離脱について反対の意見が優勢となる結果が相次いだこともあり、ポンドは買い優勢となった。

 NY市場はユーロが底堅く推移する一方、円売りの動きは抑えられる展開となった。取引序盤は米国株先物が下げ幅を広げたことを受けてドル円が111円割れとなる一方、ユーロドルは1.12ドル台後半に小幅上昇。しかし米債利回りが上昇に転ずると、ドル円は111円台前半に反発。ユーロドルは1.12ドル台半ばに反落した。

 3月の米新築住宅販売件数は前月比1.5%減と市場予想に反し前月比マイナスとなり、前月分も同0.4%減とマイナスに下方修正。これを受けてドル円は111円ちょうど近辺に小幅下落。ユーロドルは1.12ドル台後半に小幅上昇した。その後発表された4月のダラス連銀製造業活動指数は-13.9と市場予想や前月を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

 取引中盤に入り米国株が下げ止まり、米債利回りも小幅反発すると、ドル円は111円ちょうどで下げ渋り。ユーロドルは1.12ドル台後半で上値が抑えられた。後半に入るとドル円は111円台前半で膠着感が強まる一方、ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺へとじり安の動きとなった。

 米FOMC前で材料難ということもあって市場は様子見姿勢が強い様子。欧米株が下げるなど世界景気の先行きに対しては依然として慎重な見方が優勢だが、米債利回りは約1カ月ぶりの高値圏にありドルも売りにくい。本日東京市場でのドル円は111円台前半で、ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺で、それぞれ方向感に欠ける動きを続けそうだ。アジア通貨も対ドルで方向感に欠ける動きが予想される。

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