2016年5月14日土曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年5月13日)

 新興国通貨は対ドルで続落。中南米通貨と資源国通貨の下げが目立った。

 KRWは対ドルで0.8%の下落。
韓国中銀は市場予想通り政策金利を1.50%で据え置き。同中銀は声明で輸出は引き続き減少基調だが、国内経済活動や景況感は緩やかに回復していると指摘。主要国の金融政策と景気状況、韓国企業のリストラの進捗、家計の債務残高トレンド、資本フローの動きを注視するとした。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.2%の下落。
第1四半期のインドネシア経常収支は47億ドルの赤字と赤字額市場予想を下回ったが、前年同期からは13.0%増となった。

 MYRは対ドルで変わらず。
第1四半期のマレーシアGDPは前年比4.2%増と市場予想を上回ったが、現行統計が始まった2011年以降で最も低い伸びに鈍化。政府支出は前年比3.8%増、民間支出は同5.3%増といずれも前期から小幅加速したが、投資は同0.1%増と2期連続で減速。輸出は同0.5%減と3期ぶりの前年割れとなった。

 SGDは対ドルで小幅上昇。
3月のシンガポール小売売上高は前年比5.1%増と市場予想を上回る伸び。ただコア売上高は同2.2%減と2カ月連続の前年割れだった。

 BRLは対ドルで1.1%の下落。
3月のブラジル経済活動指数は前年比-6.31%と市場予想を上回る低下を記録した。

 COPは対ドルで1.5%の下落。
コロンビア中銀は会合議事録(4月30日結果発表分)を公表。50bpの利上げを主張したメンバー数名は、供給ショックが当初の見込みよりも強いと指摘。インフレ期待は強まっており、中銀の信任が脅かされているとの見方も示された。

 PENは対ドルで0.3%の下落。
ペルー中銀は市場予想通り政策金利を4.25%で据え置き。同中銀は声明でインフレ期待が緩やかに戻っているとし、経済活動は潜在成長率並みの水準に回復したと指摘した。

 HUFは対ドルで0.6%の下落。
第1四半期のハンガリーGDPは前年比0.9%増と市場予想を大幅に下回り、マイナス成長となった2013年第2四半期以降、最も低い伸び。前期比は0.8%減と2012年第4四半期以来のマイナスを記録した。

 PLNは対ドルで0.6%の下落。
第1四半期のポーランドGDPは前年比3.0%増と市場予想を下振れ。ただ前期は同4.3%増と上方修正された。前期比では0.1%減と2012年第4四半期以来のマイナスを記録した。4月の同国コアCPIは前年比-0.4%と市場予想を上回る低下となった。

 CZKは対ドルで0.6%の下落。
3月のチェコ経常収支は323.6億コルナの黒字と黒字額が市場予想を大きく上回り、過去最高を記録した2月に次ぐ高水準となった。

 ZARは対ドルで2.5%の下落。
S&P高官は南アフリカ債格付けについて協議が続いていると発言。低成長が続いていることについて失望しているとも述べ、同国債の格下げ懸念を強めた。

よい週末をお過ごしください。

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