2016年5月25日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年5月24日)

 
 
5月24日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。ドル円は取引前半に109円台前半から109円台半ば近辺に上昇。中盤は109円台半ばを小幅上回る水準で推移し、後半は109円台後半へと上昇した。ドイツ株や日経平均先物はプラス圏で底堅く推移。米債利回りは取引序盤に上昇後、下値の堅い動きとなり、ドル買いの動きをサポートした。

 ユーロドルは取引前半に1.12ドルちょうど近辺から1.11ドル台後半に下落。中盤は同水準で小動きとなったが、後半に入ると上値が重くなる動きとなった。5月のドイツZEW景況感は6.4と市場予想に反し3カ月ぶりに前月から低下。ドイツ景気の減速懸念がユーロの重石となった。

 ポンドは対ドルで上昇。ポンドドルは取引前半に1.44ドル台後半から1.45ドル台前半に上昇。中盤に入り同水準で一時もみ合ったが、BOEカーニー総裁は議会証言で英中銀はEU離脱に関するリスクを指摘する責任を持っていると発言。次の行動は利上げの可能性とのシナリオを維持しているとも述べた。ウィール政策委員はEU離脱が景気後退へのリスクを増大させると指摘。BOEブロードベント副総裁はEU離脱が低成長とポンド安を招き、EU残留の結果となれば経済はリバウンドするだろうと発言した。BOEメンバーの一連の発言を受けてポンドは買いが先行。ポンドドルは取引後半に1.46ドルちょうど近辺に一段高となった。

 NY市場はロンドン市場に続きドルが底堅く推移した。ドル円は取引中盤まで上昇基調が続き、109円台後半から110円ちょうどに上昇。一方、ユーロドルは1.11ドル台後半から1.11ドル台半ば近辺に下落した。5月のリッチモンド連銀製造業指数は-1と市場予想を大きく下回り3カ月ぶりのマイナス。一方、同時に発表された4月の米新築住宅販売件数は61.9万戸と市場予想を大きく上回り、2008年1月以来の高水準を記録。ドル買いの動きを後押しした。

 取引中盤に入り米国株や原油先物価格の上昇が一服すると、米債利回りも伸び悩む動き。後半に入り低下に転じたがドルは底堅く、ドル円は110円ちょうど近辺で推移。ユーロドルは1.11ドル台半ば手前に小幅下落した。 

 24日のロンドン、NY市場でははFRBメンバーによる発言がなかったものの、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は同日朝に今年2、3回の利上げが適切と発言。6月FOMCでの利上げ期待をサポートした。ただドル円は直近高値の110円台半ば近辺に近付いており、高値警戒感も強まりやすい状況。本日東京市場でのドル円は110円ちょうど近辺で上値が抑えられると予想される。一方、ユーロドルはユーロ圏景気の先行き懸念もあって上値の重い動きが続く見込み。アジア通貨は対ドルで軟調な推移が予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿