2016年5月31日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年5月30日)


 5月30日のロンドン市場はユーロが小幅上昇。ユーロドルは東京市場後半の1.11ドルちょうど近辺から上昇基調で推移し、ロンドン市場後半には1.11ドル台半ば手前に上昇。終盤は同水準でもみ合った。5月のドイツ・ザクセン州CPIは前年比+0.1%と下方修正された前月から前年越えに回復。前月比では+0.4%と前月の低下分を取り戻した。5月のユーロ圏景況感は104.7と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高水準。ユーロの買い戻しを後押しした。

 一方、ドル円は取引序盤に111円台半ば手前に上昇したが、その後は一転して下落し、取引後半には111円ちょうど近辺に下落。終盤は111円ちょうどを小幅上回る水準で様子見姿勢が強まった。米債市場が休場ということもあって材料難のなか、ドル円の高値警戒感もあり、円売りの動きを縮小させる動きが出た。

 NY市場は円、ユーロともに小動きが続いた。この日は米国がメモリアルデーの祝日のため米金融市場は休場。ドル円はロンドン市場に引き続き111円ちょうどを小幅上回る水準で動意に乏しく推移。ユーロドルは取引前半に1.11ドル台半ば手前水準で小動き。5月のドイツCPIは前年比+0.1%と市場予想通り。ユーロの反応は限定的だった。取引中盤を過ぎ、ユーロドルは1.11ドル台前半に小幅下落したが、後半は同水準で膠着感が強まった。

 カナダドルは原油先物価格の上昇を受けて取引中盤に買いの動きがやや優勢となった。ドルカナダは取引前半に1.30台半ば近辺から1.30台後半に上昇。第1四半期のカナダ経常収支は167.7億カナダドルの赤字とほぼ市場予想通り。同時に発表された4月のカナダ鉱工業製品価格は前月比-0.5%と市場予想に反し、3カ月連続のマイナスとなりカナダドルを下押しした。ただ中盤に入り、原油先物価格が小幅上昇すると、ドルカナダは1.30台半ばに下落。後半は同水準で小動きを続けた。

 米国が休場ということもあって円、ユーロともに小動きだったが、6月の米利上げ再開期待は強まっている様子。ドル円は4月28日以来の111円台を維持している。ただ同日の高値(111円台後半)は依然としてレジスタンスとして意識されやすく、本日東京市場でのドル円は上値が抑えられる展開となりそうだ。一方、ユーロは様子見姿勢が強まる見込み。アジア通貨は対ドルで小動きが予想される。

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