2016年5月7日土曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年5月6日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチだった。

 MYRは対ドルで変わらず。3月のマレーシア貿易収支は111.9億リンギットの黒字と市場予想を大きく上振れ。輸出が前年比0.2%増と市場予想に反し前年割れを回避。一方、輸入は同5.5%減と市場予想を大きく上回る減少となった。

 BRLは対ドルで0.9%の上昇。フィッチはブラジル債格付けを従来の「BB+」から「BB」に1段階引き下げ。同社は格下げの理由として、予想を上回る経済縮小や、政局不安による財政再建の不確実性を指摘した。4月のブラジルIGP-DIは前年比+10.46%と市場予想通り。同月同国のIPCAは同+9.28%と、ほぼ市場予想通りで、両者ともに前月から小幅鈍化した。

 COPは対ドルで小幅下落。4月のコロンビアCPIは前年比+7.93%と市場予想を小幅下振れ。コアCPIは同+6.02%と前月から小幅鈍化した。

 MXNは対ドルで小幅上昇。4月のメキシコ消費者信頼感は88.9と市場予想や前月を下回った。

 CLPは対ドルで0.2%の上昇。4月のチリCPIは前年比+4.2%と市場予想通り前月から鈍化した。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。3月のハンガリー鉱工業生産は前年比-2.4%と市場予想に反し、2013年5月以来の前年割れ。同月同国の貿易収支は9.7億ユーロの黒字と黒字額が市場予想や前月を小幅下回った。

 CZKは対ドルで変わらず。3月のチェコ小売売上高は前年比5.0%増と市場予想を下回った。

 PLNは対ドルで0.6%の下落。ポーランド中銀は市場予想通り政策金利を1.50%で据え置き。同中銀は声明で現在の政策金利水準はポーランド経済の均衡ある拡大と安定を維持するのに資する水準であると指摘。今年初めに同国景気は減速するが一時的で、その後は再び堅調に拡大するとの見方を示した。なおポーランド政府は同国中銀の新総裁としてグラピンスキ現審議委員を指名した。ベルカ現総裁は6月11日の任期を待たずに退任する。

よい週末をお過ごしください。

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