2016年6月12日日曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年6月10日)

 新興国通貨は対ドルで全面安だった。

 PHPは対ドルで0.2%の下落。4月のフィリピン輸出は前年比4.1%減とほぼ市場予想通りの結果だった。

 MYRは対ドルで0.6%の下落。4月のマレーシア鉱工業生産は前年比3.0%増と市場予想を小幅下回った。

 INRは対ドルで小幅下落。4月のインド鉱工業生産は前年比-0.8%と市場予想に反し前年割れだった。

 BRLは対ドルで1.0%の下落。6月7日のブラジルFIPE・CPIは前月比+0.40%と市場予想や前月を下回った。

 PENは対ドルで0.7%の下落。ペルー中銀は市場予想通り政策金利を4.25%で据え置き。同中銀は声明でインフレ期待は緩やかに低下を続けており、インフレは年末前には目標レンジに収まるとの見方を示した。一方、景気は緩やかに潜在成長率の水準に近付いていると指摘した。ペルー選挙管理委員会は開票率100%の結果として、クチンスキー元首相が得票率50.12%で勝利したと発表した。

 MXNは対ドルで2.1%の下落。USD/MXNは一時18.7台半ば近辺と2月17日以来のMXN安水準に上昇した。4月のメキシコ鉱工業生産は前年比+1.9%と市場予想を上回った。

 COPは対ドルで1.1%の下落。コロンビア中銀は会合議事録(5月28日結果発表分)を公表。メンバー全員が5月の利上げの必要性を指摘。しかし一方で、メンバーの過半は内需が低迷しており、実質金利が3月以降、急速に上昇していると指摘した。

 TRYは対ドルで1.3%の下落。4月のトルコ経常収支は29.6億ドルの赤字と赤字額が市場予想を下振れ。第1四半期のトルコGDPは前年比4.8%増と市場予想を上回った。

 RUBは対ドルで1.5%の下落。ロシア中銀は政策金利を50bp引き下げ10.50%にすると発表。市場予想では金利据え置きと50bpの利下げがほぼ同じだった。同中銀は声明で利下げはインフレリスク次第としながらも続けられる可能性があると指摘。同中銀のナビウリナ総裁はインフレは目標水準に鈍化することができると確信していると発言。ただロシアの消費者は慎重なままで、貯蓄率が上がっていると指摘した。4月のロシア貿易収支は67.5億ドルの黒字と黒字額が市場予想を大きく下回り、2009年4月以来の低水準に落ち込んだ。

よい日曜日をお過ごしください。

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