2016年6月21日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年6月20日)



 6月20日のロンドン市場はポンドが底堅い動き。ポンドドルは取引前半に1.45ドル台後半から1.46ドル台半ば近辺に上昇。中盤には1.46ドル台前半に下落し、後半は1.46ドル台半ばに反発後、1.46ドルちょうど近辺に下落する場面もあったが、終盤には再び1.46ドル台半ば近辺に上昇した。23日の英国民投票でEU残留派勝利への期待感から、この日もポンドは買い優勢。ただ短期間での上昇ということもあり高値警戒感も強く、ポンドドルは1.46ドル台半ばに近付くと上値が重くなった。

 ユーロドルは取引序盤に1.13ドル台前半から1.13ドル台半ば近辺に上昇したが、その後は下落基調が続き、終盤は1.13ドル台前半での推移。5月のドイツPPIは前年比-2.7%と市場予想ほど落ち込まず。4月のユーロ圏建設業生産高は前年比0.4%減と前年割れだったが、前月分は前年比プラスに上方修正された。

 ドル円は104円台後半から下落基調が続き、中盤には104円台前半に下落。後半は104円台半ば近辺に反発した。欧州株は大きく上昇して始まり、その後も堅調に推移。米債利回りも上昇基調で推移したが、円の先高観もあってドル円は円買い戻し優勢となった。

 NY市場はポンドが底堅く推移し、円が上昇した。取引前半のポンドドルは1.46ドル台半ばで小動き。ロンドン市場に引き続きポンドは底堅く推移したが、高値警戒感もあって、ポンドの上値は抑えられた。一方、ドル円は104円台半ば近辺で方向感に欠ける動き。ユーロドルは米債利回りの低下を受けて1.13ドル台半ば近辺に上昇したが、ECBが先週、社債購入を19億ユーロ増やし、保有額は22.5億ユーロとなったことが伝わると、ユーロドルは1.13ドル台半ば手前で上値が抑えられた。

 取引中盤に入ると、米債利回りは小幅低下し、ポンドドルは1.47ドルちょうど近辺に上昇。一方、ドル円は104円台前半、ユーロドルは1.13ドルちょうど近辺に下落した。

 取引後半に入り、ポンドドルは一時1.46ドルちょうど近辺に急落する場面もあったが、終盤は1.47ドルちょうど手前で底堅く推移。ユーロドルは1.13ドルちょうどを小幅上回る水準で小幅上下動。ドル円は円買いの動きが続き、終盤には103円台後半まで下落。引けにかけて104円ちょうど近辺に小幅反発した。

 英国のEU離脱懸念は後退したものの、米利上げ期待は高まらないまま。FF金利先物市場による利上げ確立を見ても9月時点で30%、12月時点で46%と低い。昨日発表された5月の日本・貿易収支も季調値では黒字を維持。日銀の追加緩和を疑問視する声も強まりつつあり、円買い戻しは優勢だ。日本株や中国株の動き次第だが、本日東京市場でもドル円は6月16日の安値(103円台半ば)を割り込む動きが見られるかもしれない。一方、ユーロドルはECBの社債購入拡大を背景に軟調に推移する見込み。ポンドドルは上値が抑えられるだろう。アジア通貨は対ドルで買い優勢が見込まれる。

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