2016年6月23日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年6月22日)


 6月22日のロンドン市場は円、ユーロ、ポンドいずれも値動きが小幅にとどまった。ドル円は取引前半に104円台半ば近辺から104円台前半に下落。欧州株は小幅高で始まったが、その後は伸び悩み。米債利回りが小幅低下したことでドル円も下落した。しかし中盤に入り米債利回りが下げ止まると、ドル円は104円台半ば手前でもみ合い。後半に入り欧州株が上げ幅を広げ、米債利回りも上昇に転ずると、ドル円は104円台半ばを小幅上回る水準に上昇した。

 ユーロドルは取引中盤まで1.12ドル台後半で小動き。後半に欧州株が上昇すると、ユーロドルは1.13ドルちょうど近辺に上昇したが、終盤は1.12ドル台後半に小幅反落した。

 ポンドドルは取引前半に1.47ドルちょうど近辺から1.46ドル台半ば近辺に下落。取引中盤は1.46ドル台半ば近辺で小動きとなったが、後半には1.46ドル台後半に小幅反発した。

 NY市場は取引前半にドルが欧州通貨に対し下落したが、中盤には反発。後半は円、ユーロなど主要通貨は動意に欠ける展開となった。取引序盤はドル円が104円台半ば近辺で推移。一方、ユーロドルは1.12ドル台後半から1.13ドル台前半、ポンドドルは1.46ドル台後半から1.47ドル台前半にそれぞれ上昇した。

 5月の米中古住宅販売件数は553万戸とほぼ市場予想通りで2007年2月以来の高水準に増加。同時に発表された6月のユーロ圏消費者信頼感(速報)は-7.3と前月から小幅悪化した。両指標を受けてドル円は104円台後半に上昇。ユーロドルは1.13ドル台前半で強含み、ポンドドルは1.47ドル台半ば近辺へと一段高となった。

 その後、FRBイエレン議長は米下院の金融サービス委員会で証言。事前テキストは前日と同じで、質疑応答では最近の労働市場の弱さは一過性であると依然としてみていると発言。個人消費は大きく増加しており、経済は上向きつつあると指摘したが、海外経済の成長は減速しており、ドル高が米経済の逆風になっているとも発言した。これを受けてドル円は104円台半ばに急落し、ユーロドルは1.12ドル台後半に下落。その後、イエレン議長は金融政策の方向性の違いはドルに影響を及ぼし得るし、米経済が拡大を続ければ、FOMCは緩やかなペースで利上げをすると述べたが、ドル円は104円台半ば近辺でもみ合い。ユーロドルは1.13ドルちょうど近辺に反発した。

 取引高はに入り原油先物価格の下落を受けて米債利回りが低下すると、ドル円は104円台前半に下落。その後、米債利回りが下げ止まると、104円台半ば手前で方向感に欠ける動き。ユーロドルは1.13ドルちょうどを挟んで小動きとなった。

 カナダドルは下落基調で推移した。4月のカナダ小売売上高は前月比0.9%増と市場予想を小幅上回り、自動車を除くコア売上高は同1.3%と市場予想を上振れ。ただドルカナダは1.27台後半から1.27台半ばに小幅下落。その後、原油先物価格が下落すると、ドルカナダは一転上昇基調で推移し、取引中盤には1.28台前半での推移。原油先物価格が下げ止まると、ドルカナダは1.28ちょうど近辺に下落したが、後半は再び1.28台前半での推移となった。

 FRBイエレン議長の下院証言は、米景気に対する期待感を示したが、利上げは慎重に進めるとの姿勢を維持。これでは米債利回りも上値が重いままでドル買いの動きは強まりにくい。EU離脱を問う英国民投票が近付き、市場は様子見姿勢を強めつつある様子。本日東京市場でのドル円は104円台前半、ユーロドルは1.13ドルちょうど近辺で方向感に欠ける動きとなりそうだ。アジア通貨も対ドルで様子見姿勢が強まると予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿