2016年6月8日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年6月7日)

 6月7日のロンドン市場は円売り優勢の展開となった。ドル円は取引前半に107円台半ば107円台後半に上昇。ドイツ株が続伸となり、米債利回りはじり高の動き。ドル円の上昇をサポートした。しかし後半に入り、米債利回りが低下に転ずると、ドル円は107円台後半で上値を抑えられた。

 ユーロドルは取引中盤まで底堅く推移し、1.13ドル台半ば近辺から1.13ドル台後半に上昇した。4月のドイツ鉱工業生産は前年比+1.2%と市場予想を小幅上ぶれ。ドイツ株の続伸がユーロ買いを後押ししたが、後半に入りドイツ株が伸び悩むと、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に下落した。

 NY市場は取引前半にドルが下落。中盤以降もドルは上値の重い動きを続けた。取引前半のドル円は107円台後半から107円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺で下値の堅い動き。NY市場に入っても米債利回りの低下が継続。ドルを下押しした。

 取引中盤に入り米国株が堅調に推移すると、米債利回りも下げ止まり、ドル円は107円台前半で下げが一服。ユーロドルも1.13ドル台半ば近辺でのもみ合いを続けた。後半に入り、米国株は伸び悩むが、米債利回りは小動き。ドル円は107円台前半、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺で、それぞれ推移した。

 カナダドルは方向感に欠ける動きとなった。5月のカナダIvey購買部協会指数は49.4と市場予想を下回り、5カ月ぶりの低水準。これを受けてドルカナダは1.27台後半から1.28ちょうど近辺に上昇した。しかしカナダドル売りの動きは限定的で、取引中盤のドルカナダは1.28ドルちょうど近辺で伸び悩み。後半に入り原油先物価格が一段高となると、ドルカナダは1.27台後半に下落した。

 FRBイエレン議長の講演を受けて7月FOMCでの利上げ期待も後退したまま。米債利回りは低下が続いており、ドルの上値を抑えている。本日東京市場でのドル円は107円台前半で上値の重い動きとなりそうだ。一方、ユーロドルは1.13ドル台後半で方向感に欠ける動きとなる見込み。アジア通貨は対ドルで底堅く推移すると予想される。

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