2016年8月30日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年8月29日)



 8月29日のロンドン市場はドルがユーロ、ポンドに対し買い優勢の展開となった。ユーロドルは取引前半に1.12ドルちょうどから1.11ドル台後半に下落。中盤に同水準で持ち直したが、後半は1.11ドル台後半でじり安の動きを続けた。ポンドドルは取引前半に1.31ドルちょうど手前でもみ合い。中盤に1.31ドルちょうどを上抜けたが、後半は1.30ドル台後半に下落した。この日は、英国がサマー・バンクホリデーのため英金融機関が休業。ユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表もなく、材料不足であったが、米追加利上げ観測がドル買いをサポートした。

 ドル円は取引中盤まで102円台前半でじり安の動き。後半に102円台前半で持ち直したが、ロンドン市場序盤の水準に回復することはできなかった。ドイツ株は下げて始まり、下げ幅を広げる動き。日経平均先物も小幅ながらマイナス圏で推移し、ドル円の上値を重くした。

 NY市場はドル売り優勢の展開となった。取引序盤に発表された7月の米個人支出は前月比0.3%増、個人所得は同0.4%増といずれも市場予想通りだったが、前月分が両者ともに小幅上方修正。PCEコアデフレータは前年比+1.6%と市場予想に反し前月と同じ伸びを維持した。ただ米指標に対する市場の反応は限定的で、ドル円は102円台前半、ユーロドルは1.11ドル台後半で、それぞれもみ合い。取引中盤に近付き発表された8月のダラス連銀製造業活動指数が-6.2と市場予想を下回ると、ドル円は102円台前半で小幅下落。ユーロドルは1.11ドル台後半で下値を堅くした。

 取引中盤に入ってもドルの上値は重く、ドル円は102円台前半、ユーロドルは1.11ドル台後半で小動き。取引後半に入り米債利回りが低下基調を強めると、ドル円は102円ちょうど近辺に下落。一方、ユーロドルは1.12ドルちょうど手前水準まで上昇したが、終盤は1.11ドル台後半での推移となった。

 FF金利先物市場での利上げ確率は9月時点で40%弱と先週末とほぼ同じ。第3四半期の米景気は拡大基調がやや強まった印象もあるが、追加利上げ期待が大きく強まっているわけではない。日本時間本日午後7時半からは米系情報ベンダーB社のTV番組にてFRBフィッシャー副議長がインタビューに応ずる予定。同副議長が先週末と同様に追加利上げに意欲的な姿勢を示す可能性もあり、注目したいが、それまではドル買いの動きは一服したままと思われる。本日東京市場でのドル円は102円ちょうど近辺で上値の重い展開が予想される。

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