2016年8月31日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年8月30日)



 8月30日のロンドン市場は円、ユーロともに膠着感強く推移した。ドル円は102円台前半での推移。ドイツ株は上げて始まったが、その後は動意に欠ける展開。FRBフィッシャー副議長は、取引後半に米系情報ベンダー傘下のTV番組に出演。利上げは1回で終わったとは言えず、雇用は完全雇用にきわめて近いと発言。ただ利上げのペースは米経済次第であると述べた。同副議長の発言を受けて米債利回りは低下。ドル円の上値を抑えた。

 一方、ユーロドルは取引序盤に1.11ドル台後半から1.11ドル台半ば近辺に下落したが、すぐに1.11ドル台後半に反発。その後は同水準でのもみ合いを続けた。取引中盤に発表された8月のユーロ圏景況感は103.5と市場予想を下回り、5カ月ぶりの低水準に低下。取引終盤に発表された8月のドイツCPIは前年比+0.4%とこちらも市場予想を下回ったが、両指標に対するユーロの反応は限定的だった。

 NY市場はドルが上昇基調で推移した。取引序盤はドル円が102円台前半、ユーロドルは1.11ドル台後半でそれぞれもみ合い。6月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比+5.13%と市場予想を小幅上回ると、ドルは買い優勢の動きに。ドル円は102円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.11ドル台半ばに下落した。

 取引中盤に近付く頃に発表された8月の米消費者信頼感は101.1と市場予想を大きく上回り、昨年9月以来の高水準に改善。米債利回りは原油先物価格の下落を受けて低下したが、ドル買いの動きは続き、ドル円は103円ちょうど近辺と7月29日以来となる103円台に上昇。ユーロドルは1.11ドル台半ばを挟んでの小動きを続けた。

 取引後半に入り米債利回りが下値の堅い動きとなると、ユーロドルは一時1.11ドル台前半に下落したが、終盤には1.11ドル台半ば手前に小反発。ドル円は103円ちょうどで小動きを続けた。

 ドル円は103円ちょうど近辺まで上昇。第2四半期米GDP(速報値)を受けて急落した7月29日以来の高値に達した。短期的には上昇トレンドが強く、次の節目は7月21日の高値(107.49)から8月16日の安値(99.54)の半値戻し水準にあたる103.5近辺か。ここを上抜けると、次は7月29日の高値である105.6近辺がターゲットとなる。本日東京市場では日本株が上昇して始まる見込みということもあって、ドル円は比較的底堅い動きを続けると予想される。

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