2016年8月9日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年8月8日)


 8月8日のロンドン市場は円売り優勢の展開。ドル円は取引中盤まで102円ちょうどを近辺から102円台半ば手前まで上昇基調で推移。後半は一時102円台前半に下落したが、終盤には再び102円台半ば手前に反発するなど底堅い動きを見せた。米長期債利回りは取引前半に低下し、中盤以降も上値が抑えられる動き。一方、ドイツ株はプラスで始まり、取引前半は上げ幅を広げる動き。中盤以降も高値圏を維持するなど堅調な推移となり、円売りの動きをサポートした。

 一方、ユーロドルは1.10ドル台後半で方向感に欠ける動き。6月のドイツ鉱工業生産は前年比+0.5%と市場予想通り。ドイツ債利回りは米債利回りと同じように上値の重い動きとなり、ユーロ買いの動きは見られなかった。

 NY市場はドルが底堅く推移した。取引前半のドル円は102円台半ば近辺とロンドン市場終盤の水準から小幅高い水準で推移。ユーロドルは1.10ドル台後半で上値の重い動きとなった。NY市場に入り米債利回りは上昇基調で推移。ドル買いをサポートした。

 取引中盤に近付き発表された7月の米労働市場情勢指数は+1.0と昨年12月以来のプラスとなり、前月分も上方修正。ただ上昇を続けてきた米債利回りは指標発表後に低下。ドル円は102円台半ばで伸び悩み、ユーロドルは1.10ドル台後半で下げ止まった。

 取引中盤に入り、米債利回りは下げ止まったが、米国株は小幅マイナス圏で推移。ドル円は102円台半ば、ユーロドルは1.10ドル台後半でそれぞれもみ合いとなった。取引後半は米債利回りが小幅上昇する一方で、米国株は下げ幅をやや広げ、ドル円は102円台半ば手前に小幅下落。一方、ユーロドルは1.10ドル台後半で底堅さを増すなど、ドル買いの動きがやや後退した。

 カナダドルは方向感に欠ける動き。ドルカナダは1.31台半ばを挟んでの上下動を続けた。6月のカナダ住宅建設許可金額は前月比5.5%減と市場予想を大きく下回り、3カ月ぶりの大幅減。しかし原油先物価格が上昇基調を続けたことでカナダドル売りの動きは強まらなかった。

 7月の米労働情勢指数は今年初めてのプラス。米国の労働市場は再び改善ペースが強まりつつあるといえ、9月FOMCでの利上げも視野に入るはず。ただ、米企業部門の伸び悩みや中国、英国など他国景気の先行き不透明感もあって米景気の先行き期待も盛り上がらないまま。イエレン議長の慎重な姿勢も米利上げ先送り観測をサポートしている。特段の材料もないなか、米国株は高値圏を維持したことでドル円は下値の堅い動きとなったが、本日東京市場でのドル円は102円台半ばから後半で様子見姿勢が強まると予想される。

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