2016年9月1日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年8月31日)


 8月31日のロンドン市場は、円、ユーロともに方向感に乏しく推移した。ドル円は103円台前半での推移。取引前半に103円台前半で強含む場面もあったが、上昇は続かず。ドイツ株は小幅マイナス圏で推移したが、米債利回りは小動き。ドル円は103円台前半を維持するなど下値の堅い動きを見せたが上値も抑えられた。

 ユーロドルは東京市場の流れを引き継ぎ取引前半は1.11ドル台前半で上値の重い動き。東京市場終盤に発表された7月のドイツ小売売上高は前年比1.5%減と市場予想に反し前年割れ。ユーロの重石となった。しかし、ロンドン市場前半に発表された8月のドイツ失業者数は7千人減と市場予想を上回る減少。同指標発表後、ユーロは下値が堅くなり、取引中盤には1.11ドル台半ば近辺に小幅反発。その後、発表された8月のユーロ圏CPI(速報値)は前年比+0.2%と市場予想を下回り、7月のユーロ圏失業率は10.1%と市場予想を上回り、前月と変わらずだったが、ユーロの反応は限定的。終盤にユーロドルは1.11ドル台前半に下落した。

 ポンドは取引前半に上昇。ポンドドルは1.31ドルちょうどから1.31ドル台半ば近辺に上昇した。ポンド買いを促す材料は特段見当たらず、ショートカバーが進んだとみられる。その後、ポンドドルは1.31ドル台前半で動意に欠ける展開となった。

 NY市場はドル円が底堅く推移した。取引序盤に発表された8月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が17.7万人増とほぼ市場予想通り。ただ前月分は19.4万人増に上方修正された。指標発表後、ドル円は103円台半ば近辺に上昇する一方、ユーロドルは1.11ドル台前半で上値が重くなるなどドル買い優勢。しかし、その後発表された8月のシカゴ購買部協会景気指数は51.5と市場予想を下回り、3カ月ぶりの低水準。7月の米中古住宅販売制約指数は前年比-2.2%と市場予想に反し前年割れとなり、前月分も小幅ながら前年割れに下方修正された。両指標を受けてドル円は103円台半ば手前で上値が抑えられる動き。ユーロドルは一時1.11ドル台半ば手前に反発後、1.11ドル台前半に反落するなど、やや荒い値動きとなった。

 取引中盤に入り原油先物価格の下落を受けて米債利回りは低下したが、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺に上昇したが、ドル円は103円台半ば手前で下値の堅い動き。取引後半に入るとドル円は103円台前半に反落したが、米債利回りが下げ止まりから上昇に転ずると103円台半ば反発。ユーロドルは1.11ドル台後半に上昇した後、終盤は1.11ドル台半ばを挟んでの小動きを続けた。

 カナダドルは軟調な推移となった。6月のカナダGDPは前年比1.1%増と市場予想を小幅上振れ。しかしドルカナダは1.31台前半で反応薄。取引中盤に原油先物価格が下落すると、ドルカナダは1.31台半ば手前に小幅上昇した。その後、原油先物価格が下げ渋ると、ドルカナダは1.31台前半に小反落。後半に原油先物価格が下げ止まると、ドルカナダは1.31台前半で上値の重い動きとなった。

 ドル円は7月21日の高値(107.49)から8月16日の安値(99.54)の半値戻し水準にあたる103円台半ばに到達。ここを上抜けると、次は7月29日の高値である105.6近辺がターゲットとなる。ただ欧州株が下落したことで日経平均先物も伸び悩み。高値警戒感や米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、本日東京市場でのドル円は103円台半ば近辺で様子見姿勢が強まると思われる。ただ日本株が強含むことで、円売りの動きが続く可能性も視野には入れておきたい。

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