2016年9月15日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年9月14日)


 9月14日のロンドン市場は円が上昇。ドル円は取引前半こそ103円台前半で推移していたが、中盤に102円台半ば近辺に下落。後半は102円台後半で上値の抑えられる展開となった。ドイツ株は小幅プラス圏で推移。米債利回りも動意に欠けたが、東京市場後半にドル円は伸び悩み。高値警戒感もあり円買い戻しの動きが優勢となった。

 一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で方向感に欠ける動き。7月のユーロ圏鉱工業生産は前年比-0.5%と市場予想より低下率が小幅。前月分も上方修正されたがユーロの反応は限定的だった。

 ポンドも方向感に欠ける動きとなり、ポンドドルは1.32ドルちょうど近辺での推移。8月の英失業率は2.2%と市場予想通り。7月の英週平均賃金は前年比2.1%増と市場予想を小幅下回ったが、大きく材料視されることはなかった。

 NY市場は米債利回りの低下を背景にドルが下落した。取引序盤に発表された8月の米輸入物価は前年比-2.2%と市場予想通り。ただ市場の反応は限定的で、ドル円は102円台後半、ユーロドルは1.12ドル台前半での推移が続いた。

 取引中盤に近付き発表された米原油週間在庫は55.9万バレルの減少となり、原油先物価格は一時的に上昇。これを受けて米債利回りもつれ高となり、ドル円は103円ちょうど近辺に上昇したが、原油先物価格は上昇後に反落。米債利回りも低下し、ドル円は102円台半ば近辺に下落。取引中盤にかけては米債利回りの低下を背景にドル売りの動きが強まり、ドル円は102円台前半に下落。一方、ユーロドルは1.12ドル台後半に上昇した。

 取引後半に入り米債利回りが下げ止まると、ドル円は102円台半ば手前での推移。ユーロドルは上値が重くなり、終盤は1.12ドル台半ばで膠着感を強めた。

 9月22日の金融政策決定会合では、マイナス金利の深掘りや購入対象の国債の組み換えなど総合的な対応がなされるとの見方が浮上しており、ドル円をサポートしている。また9月FOMCでの米追加利上げ観測は強まっていないものの、米債利回りも下値の堅い動き。年内の追加利上げ観測は維持されている。

 ただ日銀にせよFRBにせよ、来週の会合でどのような判断が示されるかは見極めにくく、イベントリスクも残ったまま。ポジションを大きく変えるよりも様子見姿勢を続けた方が合理的との見方が優勢のように思える。本日東京市場でのドル円は102円台半ばから同後半で方向感に欠ける展開が予想される。

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